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問題児たちが異世界から来るそうですよ?  〜無形物を統べるもの〜
SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING @
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、その轟雷で周りにいる巨人を倒す。

「・・・それほどの覚悟を持ちながら、なぜこんなことをする?」

一輝の問いかけは、巨人の雄叫びによってなかったことにされる。

「・・・どう解釈したらいいんだ?」
「おそらく、こちらにはこちらの事情がある。だが、ここは戦場だ。といったところでしょう。」
「そうか。なら、戦うか!」

十六夜が幻獣に対して何か言っているが、一輝は気にせずに切り倒していく。
そのまま三十は切り倒したあたりで、後ろから駆けてきた幻獣によって巨人を倒す役目をとられる。

「あの集団がここまでなるか。」
「ああ。さすがは獣の王様!落胆せずにすみそうだな!」
「だな。ここは任せられる。」

いつの間にか横にいた十六夜に驚くことなく、普通に話をする一輝は、Dフォンを取り出し、三人に同時に繋ぐ。

「もしもし?皆、無事?」
「私と音央ちゃんは問題ありません。」
「私も大丈夫だよ、お兄さん!」

全員の無事を確認し、ほっと一息を付くと、遠くから黒ウサギの声が聞こえてくる。

「“審判権限”の発動が受理されました!只今から“SUN SYNCHRONOUS ORBIT in VAMPIRE KING”は一時休戦し、審議決議を執り行います!プレイヤー側、ホスト側は共に交戦を中止し、速やかに交渉テーブルの準備に移行してください!繰り返し

「--------------GYEEEEEEEEEEYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaEEEEEEEEEEEEEEYYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAaaaaaaaaa!!!」

そして、その繰り返しをさえぎって龍が雄たけびを上げ、突風を巻き起こすとあらゆる者を空へと巻き込んでいく。

「やべ・・・おい!お前らは大丈夫か!?」

一輝はあわてて電話口に叫ぶ。

「私たちは大丈夫です!今、富士蔵村に何人かつれて避難してます!」

音央、鳴央は問題ない。

「私はちょっとまずいかなー・・・」

ヤシロは問題があった。

「何があった?」
「突風に巻き込まれて上昇中。魔道書もちょっと問題が・・・」
「了解。それならこっちで対処できる。」

一輝は一度電話を切り、ヤシロの画像を選択する。

「ありがとう、お兄さんっ!」
「どういたしまして。魔道書はこれが落ち着いてから探す?」

ヤシロは首を傾げるが、一輝が魔道書を落としたと思っていると気づき、ギフトカードを取り出す。

「それなんだけど・・・魔道書はここに有ったり・・・」

ヤシロが見せるギフトカードには、確かにノストラダムスの預言書、と記されている。

「落としたんじゃなかったのか
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