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IS《インフィニット・ストラトス》 〜死神の序曲〜
特別話
『IS《インフィニット・ストラトス》〜星を見ぬ者〜』コラボ話
黒 VS 黒 『前』
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「ただの模擬戦の相手に普通はあんなに上機嫌になる?」
「……ならないな…」
そういえばそうだ。
あの時は勢いで納得したけど、いくら中々模擬戦出来ない人だからってあの怜が喜ぶとは思えない。
だって怜は甘いものを食べている時やイタズラみたいなことを思い付いた時、自分の思い通りに進んだ時とか時々俺たちに「ちょっと失礼するよ♪知り合いから連絡がかかってきたから♪」とか言って席を外す謎の通話の時ぐらいにしかあの
本当の笑顔
(
・・・・・
)
を見せないしな。
他の時の笑顔は巧妙には隠しているけど何か作り笑いっぽいし。
え?何で作り笑いだと分かるかって?
そりゃあ怜のことが好きだからに決まっているだろ!
好きになる前は気付けなかったけど、好きな相手のことだからな、気付けなくちゃいけないだろ?
まあシャルルも怜のこと好きだって言って、こっそり俺にライバル宣言してたぐらいだからな…。
気付いて当然か。
「ということは何か?男か?」
俺がそう告げると首を振るシャルル。
「男じゃないと思うよ。IS操縦者と戦うっていうのは本当っぽいし」
「じゃあ問題は……はっ!」
そこで俺は気付いた。
ま、まさか…!?
「…女同士で?」
「あ、ま、まあそうだと思うよ。……で…怜は…だし…」
シャルルが何か詰まったような言い方をして、最後に何かをボソッと言っていたがそれよりも俺はお、女の子同士ということを頭で悶々と考えてその事で頭がいっぱいになっていたので気にならなかった。
怜が女同士で……。
※ここからは一夏の妄想です。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
模擬戦も終わり怜は対戦相手の女子と互いに握手を交わす。
『模擬戦楽しかったよ♪態々来てくれてありがとうね♪』
『気にしないで良いのよ。だって怜の頼みですもの』
『あ、あのね?ずっと貴女に伝えたいことがあったんだ…』
怜が模擬戦の対戦相手であった相手に目をうるうるさせて上目使いで見上げる。
『あら?何かしら?』
『ずっと貴女のことが好きだったの!女の子同士でおかしいということは分かっている!でもこの思いはずっと貴女に伝えたくて!伝えたくて……グスッ……。ゴメンね?迷惑だよねこんなの。じゃあさよなら……え?』
途中から鼻声になり最後には涙を見せながら去ろうとする怜は後ろから抱き止められる。
『…私も…』
『え?え?』
怜は軽い混乱状態になっているようで状況が把握出来ないでいた。
そこに相手である女性がはっきりと告げる。
『私も
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