第八話 なんでそうなるの?
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言葉に参謀長は首を横に振った。
「普通ならそうしたいのですが今回は少々事情が特殊なのです」
妙な言葉だ、皆が参謀長に視線を向けた。
「反乱軍の総司令官、ロボス大将はヴァンフリート、イゼルローンで大敗し後が無い、今度失敗すれば更迭されるのではないかと思います。となると多少の損害を与えても兵を退かない可能性が有る。二個艦隊潰せれば良いですが一個艦隊ならこちらを追ってくるのではないかと思うのです」
彼方此方で唸り声が起きた。リューネブルク中将が嬉しそうに笑みを浮かべている。なるほど、本気のヴァレンシュタインか……。
「どう思う、可能だと思うか?」
「やってみる価値は有るだろうな、敵の本陣を急襲か、面白くなりそうだ」
ミッターマイヤーに問い掛けると楽しそうな声を出した。皆の顔を見ると同意するかのように頷いている。皆が自然と参謀長に視線を向けた。参謀長が頷く。
「反乱軍の本隊を叩きましょう」
皆が一斉に敬礼した。
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