暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick41_熱血が皮肉って意味が分かったわ
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、たかが中学校に軍隊が攻め込んでんのよ?」

『原因は不明だが、推論としては一人の最下層(にんげん)
 私念で攻め込んできた可能性がある。

 軍隊はあくまでその最下層(にんげん)のおまけ、直属部隊なだけだ』

「なによそれ。ふざけるのもいい加減にして欲しいわ」

「同感だな。位置外、この後の作戦は? だれを殺せばいい?」

『ニシオリにA・Tのパーツを取りに行った。

 戻ってきたら残りの奴らの殲滅を開始する。

 強化人間の他に、プロのプレーヤーが数人いる可能性がある。

 殲滅に向かうのは宗像とニシオリだけだ。他は足手まといになるから待機だ』

「それは超能力者(わたし)にケンカを売ってるの?」

「ビックスパイダーの事件を忘れたのかい?

 僕の殺気で動けなくなっていた君が、化物を目の前にして冷静で戦えるのか?」

「っ!? それは・・・」

「僕たち2人に任せてくれ。適当に殺すから」

「うちの学校を血で汚さないでね」

「わかった、と返しておこう」

宗像の微笑に、御坂も笑い返した。

『残念ながら宗像、ニシオリが戻るのを待っている暇はなくなった。

 強化人間達が2年生教室に向かっている』

「「!?」」

「やっぱり待ってくれないのね」

「1年の方は大丈夫か」

『戦力を2つに分ける余裕はないようで1部隊で来る。

 それに目的はニシオリか宗像。

 学校にニシオリがいない今、真っ直ぐ宗像(おまえ)に向かっている』

「待って! どうやって宗像さんや信乃にーちゃんの居場所が知られてるのよ!?
 まさか監視カメラ?」

「それは位置外が仕掛けているからありえないだろう」

「位置外さんが仕掛けている? それってどうい」

『おそらくは校舎の外から見張っている愚民(やつ)がいるのだろう。

 プロのプレーヤーの服装から考えて兄弟が隠れているはずだ。

 そいつから連絡を受けて、残っている宗像を先に排除しようとしている』

「到着まであと何分? 信乃が戻ってくる時間は?」

愚民(てき)が来るのは1分23秒。

 ニシオリが戻ってくるのは2分11秒だ。
 A・Tの調律(チューニング)はしないですぐ戻るように命令した」

「分かった。30秒でケリをつければいいんだな」

「信乃にーちゃんが出るまでもないってわけ? 私は何する?」

『宗像が相手している間、絶対に平民(せいと)の方に愚民(てき)
 行かせないようにしろ。

 それぐらいできるよな?』

「・・・・戦いには参加しない方が良いってわけね。

 でも宗像さんが危なくなったら電撃飛ばすわよ」

『いいだろう。宗像ごと攻撃
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