戦闘校舎のフェニックス
第16話
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ーは何人かの眷属とキスを行った後イッセーに向かい言葉を発する。
「おまえじゃ、こんなことは一生できまい。下級悪魔くん」
その言葉に頭に来たのかイッセーがライザーに噛みついた。
「うるせぇ。思った事そのまんまいうんじゃねぇ!ちくしょう!ブーステッド・ギア!!」
イッセーが神器を取り出し更に言葉を続ける。
「お前みたいな女ったらしなやつ。部長と不釣り合いだ!」
「お前はそんな女ったらしに憧れているのだろう?」
「それと部長の事は話が別だ!部長と結婚した後も、下僕といちゃつくんだろ!」
「英雄、色を好む。この国のことわざだったな。いい言葉だ。まぁ、これは下僕とのスキンシップだ。お前もリアスに可愛がってもらっているのだろ?」
「なにが英雄だ!お前なんかただの種まき鳥やろうだ!火の鳥フェニックス?ハハ、焼き鳥じゃねぇか!」
「焼き鳥だと!?貴様調子に乗るな!!」
売り言葉に買い言葉。挑発の応酬でお互いヒートアップしていく。このままじゃマズイ。
「お前なんか俺のブーステッド・ギアでぶっ倒してやる!」
「やめろイッセー!」
「止めるな、朔夜!ゲームなんて必要ない!この場で全員倒してやる!」
「『Boost!!』」
その音声を合図にイッセーが飛び出した。
「やれ、ミラ」
「はい」
ライザーの眷属から棍を持つ小柄な女の子が飛び出しイッセーと対峙する。
そして、その子はイッセーに向けて突きを入れようとしている。イッセーは反応できていない。
俺は後ろからイッセーを横に蹴り飛ばし、防御魔法を展開した。
棍は防御を突破することは無く止まった。
あの子が飛び出した後、対峙してくれてよかった。飛び出すと同時に攻撃していたら間に合ってなかった。
「ほう」
ライザーは関心しているようだ。
「朔夜!何しやがる」
「落ち着けイッセー。ゲームをするって決まったんだ。仮にここで全員倒せてもただの喧嘩だ。意味がない」
「だが!」
「それに今の突きに反応できたか?」
「うっ」
そのことを指摘されてイッセーが止まる。
「あはは、そこの『兵士』よりもその人間の方が強いじゃないか。そいつはミラ。俺の『兵士』だ。眷属内じゃ一番弱いがお前よりは実戦経験があって強い」
ライザーがイッセーに向かって言う。
「ブーステッド・ギアは確かに凶悪だが、使い手がお前みたいな雑魚じゃ話にならない。こういうのを確か『宝の持ち腐れ』だったか」
イッセーは何も言い返さない。悔しくて俯いてしまっている。
「リアス。ゲームまでに10日の時間をやろう。それまでに少しでもそいつを使えるようにした方が面白そうだ」
「・・・ハンデをくれるって言うの?」
「ああ、なんならそこの魔法使いの人間も参加させてもいい」
「いいんですか?」
俺はグレイ
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