戦闘校舎のフェニックス
第16話
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は、拒否なさるのですか?」
「いいえ、やるわ。ゲームで決着をつけましょう。ライザー」
部長が参加を表明する。
「へー。やるのかい?俺は構わないけど。俺は成熟した悪魔だし、公式の経験もある。勝ち星だって多い。それでもやるっていうのかい?」
「ええ。あなたを消し飛ばしてあげるわ!!」
「わかったよ。俺が勝ったら即結婚してもらうぞ。リアス」
二人はにらみ合い、グレイフィアさんが最終確認をする。
「承知いたしました。ご二人の意志は私グレイフィアが確認させてもらいました。今回の『レーティングゲーム』指揮は私が取らせていただきます。よろしいですね?」
「ああ」「ええ」
「では、ご両家には私からご報告いたします」
どうやら、ゲームをすることで話はまとまった。
「ところでリアス。ここにいるメンツが君の下僕かい?」
ライザーが俺たちを見ながら部長に聞いてくる。
「彼は違うけど、そのほかは私の下僕よ」
その答えにライザーは笑い出す。
「あはは。これじゃ、話にならないんじゃないか?『女王』の『雷の巫女』ぐらいしか俺の下僕に対抗できそうにないな」
そういうとライザーは指を鳴らし、魔法陣を出現させる。
それは先ほどのライザーが転移してきたときと同じように火を放ちそして、そこにはライザーの眷属が現れた。
「と、まあ。これが俺の可愛い下僕たちだ」
15人。一人の王が下僕にできる最大数だ。
対するこちらの下僕は5人。三倍の差の数がある。
数で決まるわけではないが複数を相手にしなければいけないということは難しい。
俺が戦略面で相手の下僕を観察している中、隣のイッセーは涙を流していた。
まぁ、そうだろうな。相手の下僕は全員女。イッセーが求めるものを体現したものがそこにあるのだから。
「お、おい、リアス。・・・この下僕くん。大号泣してるんだが・・・」
基本こちらに無関心だったライザーがイッセーをみて本気で引いている。
部長も困り顔で説明する。
「その子の夢がハーレムなの。だからそれを形にしたあなたに感動してるんだと思うわ」
すみません、部長。こんなので。
それを見たライザーの眷属が色々言う。
「きもーい」
「ライザーさま、この人気持ち悪いー」
あんな表情の後だと擁護できない。
「まぁ、そういうな。下級悪魔に羨望の眼差しを向けられるのは上級悪魔の務めだ。なんなら、もっと見せつけてやろう」
そういうとライザーは眷属の一人とキスをしだした。ディープキスというやつだ。
何を考えているんだ?この男は。
婚約者の前で。いや、婚約者がそんなライザーを好んでいるのなら構わないだろうが、その婚約者である部長は明らかに嫌悪している。
そんな婚約者の前でそんなことをすれば好まれるわけがない。
ライザ
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