暁 〜小説投稿サイト〜
ゲルググSEED DESTINY
第三十八話 紅に染まる雪
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「お前が死んでおけ、ナチュラル」

立ち止まったマーレのゲルググを狙って一機のMSが背後から突撃してくるが読んでいたかのようにあっさりと躱してほぼ零距離で下腕部速射砲を放つ。既にニーベルングを撃墜したことで降下部隊も降り始め、大勢は決し始めていると言ってもいいだろう。しかし、デストロイはまだ四機とも存在しており、あれが存在する限りロゴス側の士気は下がらず、徹底抗戦となるだろう。そうなれば、ロゴスの戦略次第だが、逆襲にあう可能性も存在している。

「なら早い所落とすのが最善か……アスラン、援護する!懐に潜り込め!!」

『マーレか?分かった!任せるぞ!!』

マーレはビームバズーカ、ビームキャノン、ビームライフル、3連装ミサイルランチャー、下腕部速射砲とほぼ総ての銃火器を向け、デストロイに放つ。当然、デストロイのIフィールドとVPS装甲によって通用しないと言っていい。
しかし、これほどの膨大な火力を浴びせてきた相手に対して無視するというわけにはいかないのだろう。結果、こちらに向き直ろうとする。

「その瞬間が、貴様の狙い目だッ!」

振り向きざまが最も隙を見せると判断したマーレは相手の動きを先読みし、ヒート・ランスを構え、突撃する。それを見て五連装スプリットビームガンやツォーンmk2を放って迎撃する。そこでマーレはそれを躱してそのまま接近するかと思ったが、逆に大きく回避してヒート・ランスを投げるという攻撃で留まる。それを残っていた方の片腕で弾くデストロイ。しかし、それは致命的な隙となる。

『そこだッ!!』

変形して一気に突っ込むセイバー。前面部と翼部にビームが展開され、その突撃は直撃する。怯むデストロイのパイロット。そしてセイバーはすぐさまMS形態へと戻り、ビームを展開したままのシールドでデストロイのコックピットを貫いた。

『すまない、だが俺達は――――――』

そう呟き、アスラン達はデストロイを落とした。







一方でハイネもデスティニーを駆りながら、デストロイと対峙し続ける。

「シンも同じ機体に乗って一人で仕留めたからな。俺も先輩としてしっかりやってのけてみせねえとな!」

アロンダイト構え、光の翼の出力を一気に引き上げて、攪乱する。しかし、デストロイは冷静にミサイルの迎撃を行い、六連装×四の計二十四発に迎撃される。
後ろ向きで距離を取りつつCIWSで迎撃する。そして直線軌道上に居なくなった時点で反転し、残りのミサイルはデスティニーの機動力で引き離そうとして光の翼を展開させて離れる。しかし、それによってミサイルは振り切られるのではなく、その場で爆発を起こした。

「何だ?一体どういうことだ?勝手に爆発していっただと……」

何が起こったのかは推測でしか判断でき
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ