転生×覚醒×襲撃@
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ここはどこだろう…………?
ボクは 紺野木綿季(こんの ゆうき)…………アスナにOSS(オリジナルソードスキル)のマザーズ・ロザリオを渡して死んだはずなんだけど…………これはまたかな?
「生まれたか」
「はい。私達の愛しい子供です」
「ああ。この娘(こ)にクルタの祝福があらんことを…………」
どうやら、三度目の人生みたいだね。
一度目は剣術好きの普通の人生を過ごした。そして、二度目の人生は生後HIVに感染して、その後にAIDSの発症により入院。ナーヴギアを医療用に転用したメディキュボイドの被験者になり、それ以来三年間を仮想世界アルヴヘイム・オンライン(ALfheim Online)で過ごした。
アルヴヘイム・オンライン(ALfheim Online)は通称はALO。ALOは、SAO(ソード・アート・オンライン)事件の一年後に発売されたVRMMORPG。火妖精族、水妖精族、風妖精族、土妖精族、闇妖精族、影妖精族、猫妖精族、工匠妖精族、音楽妖精族の九つの妖精族が高位種族である光妖精族アルフへと至るべく、世界樹と呼ばれる巨大な樹木の頂点を目指すという内容で、種族間抗争が前面に打ち出されている。レベル制をとっておらず、戦闘はプレイヤーの運動能力に大きく依存しており、他種族間ならPKも可能とかなりハード。最大の特徴はフライト・エンジンを搭載している事で、自らの翅によって自在に空を飛ぶ事が出来る最高のゲームだった。
そして、新たに三度目の世界…………何か嫌な感じもして怖い世界かもしれない…………でも、新たな人生…………今度こそ、ちゃんと生きて幸せになろう。
この世界に生れ落ちてから四年が経った。
ボクは、ルクソ地方の山奥にひっそりと暮らしているクルタ族という少数民族の少女に生まれたんだ。リリス母さんは東方出身の黒い長髪に黒い瞳の綺麗な人、お父さんカイルはクルタ族の族長の息子で金髪碧眼のカッコイイ人。
「しかし、ユウキは母親似だな。嫌な所は俺の血…………クルタの血を受け継いでくれたのは嬉しいが……………………」
「そうよね。まさか…………クルタ族の緋の目を常に発動しているなんて…………」
そう、ボクの容姿はお母さん譲りの黒髪に、お父さんから受け継いだクルタ族特有の緋の目がそのまま、ボクの目になってるんだ。
クルタ族の目は、感情が昂ぶると鮮やかな緋色となるみたい。一番の問題は、クルタ族の緋の目は世界七大美色の一つに数えられ、最低な事に闇市場で高値で取引されているらしいんだ。そして、僕はその緋の目が常に発動しているんだよね。でも、ボクの容姿ってALOのユウキそ
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