転生×覚醒×襲撃@
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されるので正解はありません」
「自己責任で自分にあった能力を決めろって事だね」
「そうです」
ボクがシュテル先生の話をメモしていると、修練場を揺らす程の爆発音や温度の落差が激しくなってきた。
「次は系統についてです。確りと聴くように」
「うん」
「まずは強化系です。強化系は、モノの持つ働きや力を高める能力ですね。主に自分自身の身体を強化する能力者が多いです。その理由ですが、自分自身を強化すると、攻撃力だけでなく防御力や治癒能力も高まるため、戦闘面では最も安定しているからです。
簡単に言うと、単純で一途な熱血馬鹿です。例はそこにいる馬鹿のブラレスです」
「毒を吐くよね」
「口答テストで赤点なのですから、当然です」
ブラレスを観ると、赤い念で出来た念弾を必死に避けながら、オーラを練って拳に溜めていく姿が観えた。
ブラレスが飛来した念弾を避けた瞬間、硬で右手に纏った拳で念弾を殴りつけると、修練場が轟音とともに自身のように激しく建物全体が振動して、視界が赤い光に染まった。
「しっかりと念弾に込められた念の量を、観るべきでしたね」
光が収まった修練場の床には、半径百メートルもの巨大なクレーターが出来ていました。
「し、死ぬかと思った…………」
「堅を解いていたら死んでいましたね」
「大丈夫?」
ブラレスは全身ボロボロで、身体中から黒くなっているんだけど…………死なないよね?
「ちょっと無理かも…………」
「では、死になさい」
「ちょっ!」
瞬時に飛来する赤い念弾は、容赦をしらない。
うん、シュテル先生はスパルタなんだよね。本当に死に掛けるギリギリまで何もしないしね。
「ユウキ、続きをしますよ」
「うん」
「放出系とは、通常は自分の体から離れた時点で消えてしまうオーラを、体から離した状態で維持する技術の総称です。この系統の能力としては、単純にオーラの塊(=念弾)を飛ばす技が最もポピュラーですね。また、体外に離した人の形などに留め操作系の能力で操作するという使い方もあります。具現化系や操作系などと併用されることが多い系統となります。
私は放出系が得意です」
「だよね」
そうじゃなきゃ、念弾が強化系の硬に打ち勝つなんてまず無いよね。
「次に、変化系ですが、これは自分のオーラの性質を変える能力です。オーラに何かの形をとらせる技術も変化系に分類されるで、使い勝手はいいですね。オーラ自体を別の何かに変えるという点では、具現化系と共通点のある系統でありますが、変化系はオーラの形状と性質を変化させ、具現化系はオーラを固形化させ物に変えるという違いがあります。具現化系と同じく、オーラを別の何かに変えるには、その
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