転生×覚醒×襲撃@
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「「よしよし」」
「ん…………」
二人の頭を撫でてくれる感触が気持ちいい。
「まぁ、悪かったな…………」
「うん…………もう、平気…………」
「あっ、シュテル先生が来たよ」
「時間だね」
シュテル先生は外見九歳くらいで、ショートカットの茶色い髪に水色の瞳をした少女。服装はどこかの学校の制服を改造して黒くしたような感じで可愛いんだけど、無表情でクールな先生は何を考えているか一切分からないんだよね。
「おはようございます」
「「「「おはようございます!」」」」
「出席はいりませんね。では、さっそく授業に入ります」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
礼をした後、シュテル先生の指示に従う。
「ブラレスは私のブラスターを破壊するか、逃げ続けてください」
「おうっ!」
そう言って、シュテル先生が赤い半径十五センチくらいの念弾を多数作り出してブラレスさんに放った。
「エナとロナは、いつも通り温度操作の練習ですね。素早く低温と高温の念弾を作る事と、出せる温度の限界を伸ばすことです」
「「分かりました」」
二人は修練場の端のほうに向かっていきました。二人の練習は色々と危ないからね。
「さて、ユウキですが…………今日から系統別の修行ですね?」
「はい、よろしくお願いします!」
「わかりました。まず、各系統について説明します」
「はい」
シュテル先生が黒板を持ってきて、図形を書きながら説明してくれた。
「念能力は、オーラの使われ方によって6つの系統に分類されます。念能力者は例外なくこれらのいずれかの系統に属した性質を持っており、それがその者の才能でありその系統の能力を最も高いレベルまで身に着けることができます。これらは六角形の図で表されるような相関関係を持っており、それぞれ相性の良い系統・悪い系統が存在しますので、自身が属する系統と相性の良い系統は、天性の系統には及ばないまでも高いレベルで身に着けることが可能であり扱う際の威力・精度共に高いのですが、そうでない系統…………つまり、本来の系統から遠い能力ほど習得できる念のレベルと共に念の扱いが不得手となるために威力や精度が落ちます。だから、得意分野を身に着ける事が一般的ですね。ここまでは、いいですか?」
「はい、大丈夫です」
「では、続けます。念能力の中には複数の系統の能力を必要とする能力が存在しますが、相性の悪い系統を組み合わせた能力は習得が困難であり、高いレベルまで完成させられないなどのデメリットが存在します。そのため、能力を身に着けるならば自身の系統にマッチしたものが良いとされるが、実際に身につける能力がどんなものになるかは本人の性格や嗜好にも強く左右
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