転生×覚醒×襲撃@
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「仕方ないから、隠密を使って行かないとね」
隠密スキルで完全に気配を切って、魔獣の背後から接近して切りかかる。
「ギャッ!」
はっきりいって魔獣は敵じゃなかった。
どんなに硬い毛革の鎧だろうと、粘土のように軽く切り裂き、一刀両断出来た。
それほどまでにこの身体…………ALOのユウキのスペックは高かった。
「歯応え無いや…………んっ、この気配は…………」
ボクの索敵範囲に巨大な気配が進入して来た。
それも、ボクを一直線に目指してやって来る…………面白いや。
「全スキルを起動させて、支援魔法をかけて準備…………何が出てくるかな?」
それから、少しして翼を羽ばたく音を盛大に轟かせながら、空を覆う様に巨大な存在が現れた。
その身体は巨大で、全身が深淵の様に真っ黒な鱗に覆われており、身体中からオーラの様な物を噴出している。
それは、トカゲのうな顔に獰猛な牙に爪、さらに巨大な身体を浮かせるほどの強靭な翼をした空の王者といわれる存在。
「ブラックドラゴン?」
そう、その存在は強大で、ゲームなどで最強の存在と詠われる強者。
「いかにも、貴様が我が領域で好き勝手してくれた者か」
「? ボクは魔獣を狩ってただけだよ?」
「この様な巨大な円を出して、我に挑発をくれたくせに何を云う」
「円なんて知らないよ。 今日、帰ったら教えてくれるらしいけど」
ボクが使っているのはスキルだからね。
「まぁ、どうでも良い。 貴様にはここで死んでもらおう」
「丁重にお断りするよ」
「そう云うな!」
ドラゴンが巨大なドラゴンがその爪を振り下ろして来たので、ボクは後ろに飛びのく。
「ヤァッ!」
ボクは単発水平斬撃技ホリゾンタルを全身を捻って放つ。しかし、その攻撃は分厚い鱗によって防がれてしまう。
「クルタの小娘よ、無駄な足掻は止めよ」
確かに、鱗はダメージ入って無いし、お母さんの剣は刃こぼれしちゃったし…………どうしようか。
「喰らえっ!」
「っ!」
オーラが纏った巨大な爪が、ボクにまた迫って来た。だから、バックステップで射程から逃れた…………はずなんだけど。
「痛っ! なんで、完全に避けたはずだよっ!」
それなのに、ボクの肩には切り傷が出来ていた。
「貴様、念を知らんのか?」
「念?」
「ふっ、念を知らないならば何も出来ずに死んでいくといい」
「むぅ〜、なら、覚える!」
「無駄なことよ!」
ボクは回避に専念しながら、ブラックドラゴンを緋の目で見つめ続けた。
「きっ、貴様何をしたっ!」
「あれ? ボクにも出来たよ」
数分見ていただけで、ボクはブラ
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