転生×覚醒×襲撃@
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ことで、温度差による暴風と低温による雹や吹雪を生み出して、深紅の球体にぶつけた。
二人の力がぶつかり合い、失明しそうな程の閃光がした後、二つの力は消滅していた。
「喰らえ、星皇刃(セイオウハ)!」
「甘い」
ブラレスさんがシュテル先生の背後から、足にオーラを収束させて回し蹴りを放ったけど、シュテル先生が具現化させた頭部に三日月のようなのが付いた杖で、蹴りの軌道を変えてブラレスさんの足を掴んでエナのいる場所に投げた。この攻防は微か十秒。
「うぉっ!?」
「ちょっと、来ないでよ!?」
二人が絡まって倒れた。
ロナはどこにいったんだろう?
「む……………」
「うわぁ〜」
ロナは遠くの位置で、金色に輝く小さな太陽のような熱量を持った五メートルもの球体を作り出していた。
「行って、ソレイユ!」
「集え、明星……全てを焼き消す焔となれ! ルシフェリオン、ブレイカー!」
瞬時に収束されて放たれた三メートルの深紅の奔流は金色に輝く太陽を撃ち貫いて、太陽を鼓膜が破れるような轟音と共に消滅させた。
「私の勝利です」
いきなり、空を飛んで三人に杖を向けるシュテル先生は化け物だと思う。
「それにしても、変化系を使って空を飛んでるみたい」
しっかりと覚えさせていただきました。
それから一年間、シュテル先生に修練をつけてもらった。
一年後、シュテル先生は旅に出た。
そもそも、お母さんの知り合いなだけで、クルタ族でもないから、一年と少しくらい遊びに来ていただけらしいから、仕方ない。
「私に会いたければ二年後に天空闘技場まで来てください」
と言われたので、今度こそ勝ってやると思っているボク達だ。
決意してからさらに半年の時間が流れた。
「よ〜し、洞窟いってくるね」
「いってらっしゃい」
お母さんに挨拶してから出かける。
この頃の日課は、朝ご飯を食べたら山頂の洞窟に行くことなんだよね。
もちろん、修行をしながらだよ?
シュテル先生との戦闘訓練のお陰で飛行できるようになったしね♪
え? どうしたかって? それは、簡単で翅を具現化させたんだよ♪ 翅はALOで散々お世話になったから目を瞑っていても身体の一部として認識できるから、具現化は容易かったよ。飛行能力は翅自体に付与した重力操作によるものになるんだけどね。
「やぁ、今日も山に行くのかい?」
「うん、そうだよ。どうなの?」
「私は剣の修行だな」
この人はこないだ知り合った十二歳くらいの人。金髪碧眼のお兄さん(?)で、集落の人には結構人気みたいだよ。
「しれじゃ、気をつけてね」
「は〜い」
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