転生×覚醒×襲撃@
[11/15]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
何かに対する強いイメージが不可欠であるので訓練が大事です。
操作系は、物質や生物を操る能力です。オーラ自体に動きを与える能力や、他の何かにオーラを流し込みその動きを操る能力もありますが、前者である場合、具現化系・放出系など他の能力と併用することが多いですね。逆に後者の場合は操作系能力単体で完結することも可能であるが、道具などを操作する能力である場合、道具に対する愛着や使い込みが能力の精度に影響することが多く、その道具を失うと能力が発揮できなくなるリスクがあります。
これの例は、エナやロナですね」
二人は、超高温と絶対零度の冷気をぶつけあている。
「二人は変化系と操作系を使って熱エネルギーを操っています。特質系だから出来る芸当でもありますが、基本的に変化系と操作系に分類されますね」
「凄いね」
「さて、具現化系ですが、これはオーラを物質化する能力ですね。オーラに形を持たせるという点では変化系と共通する部分がありますが、オーラを物質化するほどに凝縮するには相当に強いイメージが必要です。そして、物質化したものに特殊な能力を付加する者が多いですが、人間の能力の限界を超えたものは具現化できません。例えば、なんでも防げる盾とかです。
具現化系はだいたいこんな感じですね」
シュテル先生が指を鳴らすと、オーラが放出されて先ほど出来たクレーターが何事も無かったかのように、瞬きする間も無く消滅し、元通りとなった。
「修練場ってシュテル先生が作ってたんだ」
「ええ、具現化能力で作りました。念能力には強く作ってありますが、物理攻撃には脆いので気をつけてください。といっても、普通のビルくらいの強度はありますが」
「うん」
「最後に特質系ですが、他の5系統に分類できない特殊な能力ですね。血統や特殊な生い立ちによって発現します。他の系統に属する者でも後天的に特質系に目覚める可能性もあります。特に特質系と隣り合う操作系と具現化系の能力者が特質系能力に目覚める可能性が高いとされているので、この位置になります。
血統に関してはクルタの血族がそうですね。エナとロナは熱の操作ですね…………正確には分子の操作でしょうが…………」
シュテル先生の口からボソッと凄いことが聞こえてきたけど、聴かなかったことにしよう。
「まぁ、クルタ族は緋の目になると特質系が多いです。さて、ユウキの系統を調べましょうか」
「どうやってやるの?」
わくわくが止まらないよ!
「水見式という物を使います。これは、グラスに溢れるぐらいの水を入れて、その上に水に浮く葉っぱを浮かべ、両手をグラスの脇にかざし練を行います。すると、何かが変化しますから、自分のオーラがどのタイプに属するがか分かります。心源流に古くから伝
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ