第三十七話 雪原の烽火
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心のレジェンドでは突破は困難かと思われる。だが、腰部にジョイントされていたフリーダムのレール砲のような武装を外し、攻撃を仕掛けた。
『ゆけッ、ドラグーン!』
カオスのポッドのように地上であっても浮遊するドラグーン。推力とサイズの関係上、持続時間はごくわずかだが、二基とはいえ攪乱には十分だった。その隙に接近し、ビームサーベルとインパルスから渡されたエクスカリバーで一気に切り裂く。
しかし、デストロイは攻撃を受けながらも沈黙することはなく、反撃を開始する。次々と放たれていくミサイルの弾幕、スーパースキュラやツォーンmk2の高火力。一度距離を取りなおせば、デストロイは反撃を許さないとばかりに猛攻を開始しだした。
「不味いな、のせられているぞ……」
デストロイの高火力部隊は暴れまわるだけで流れ弾が一方的にこちらに被害を与える。今はミネルバの部隊が抑え込んでいるが時間がたてば自然とこちらが不利になっていくだろう。戦局を変えるには宇宙からの援護、つまり降下部隊による内陸からの攻撃が必須だ。
「シン、頼むぞ―――あの対空兵器を一刻も早く……」
デストロイを相手にしながらセイバーは動き続ける。どのデストロイも損傷こそ負っているものの、それはどれも大して能力は下がっていない。寧ろ敵の警戒力を高め、こちらが攻めあぐねるような状況だった。
戦闘は続いていく。ヘブンズベースに集まったロゴスによる軍勢は徹底抗戦をし、戦線を維持し続けていた。
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