第一部
第四章 〜魏郡太守篇〜
三十五 〜采配を振るう者〜
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ありません」
「いや」
私は、その肩に手を置く。
「その臆病さも、必要な事だ。戦とは、いくら美麗字句を並べたところで、人同士の殺し合い。その責務の重さを忘れたものに、軍師たる資格はない」
「……はい」
「己の手を血で穢す。……こんな日々、早く終わらせたいものだな」
「太守様……」
田豊の震えが、止まったようだ。
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