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ゲルググSEED DESTINY
第三十六話 止まらぬ歩み
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答もなしに攻撃を仕掛けてきた。

「敵軍、攻撃開始!?」

「前方の友軍艦隊、被弾しています!MS・MA隊接近!!」

グラスゴーはそのあまりにも堂々とした不意打ちに驚愕する。

「馬鹿な!?何の回答もないままに攻撃を仕掛けてくるだと?戦争にも超えてはならんルールというものがあるだろうに!」

「ジブリールめ、これが答えか……止むを得ん。我らも直ちに戦闘を開始する!!」

コンディションレッドが発令され、MS隊の出撃準備が開始される。不意打ちによる攻撃で戦況の勢いはロゴス側が握っていた。未だ発進に戸惑うザフト、連合の部隊は次々と落とされていき、ロゴスのMA隊を中心に攻撃が進んでいく。しかし、数の上で圧倒しているザフト、連合の部隊は体勢を立て直しながら部隊を進軍させる。

「デコイの降下部隊を発進させろ!」

「ハッ、降下部隊発進用意!」

宇宙に待機していた降下部隊に連絡を取り(といってもNジャマーのせいでまともな通信は取れない為、予め用意していた暗号文を送るのだが)、デコイ降下部隊が発進する。デコイと付いているように、この降下部隊は敵の対空砲を降下部隊へと引きつけるための囮だ。
パイロットは愚か、機体も囮のジャンク品のようなものしか乗っておらず、ただの空箱と言ってもいい。ロゴスは見事にそれにかかり、切札であるニーベルングを早々に使用する。

「あんなものまであるとはな……しかし、デコイに引っ掛かったのは幸いだ。本命の降下部隊は降ろすなと伝えろ!」

デュランダルは戦況を確認しながら、部隊を動かしていく。ミネルバとラー・カイラムのMS部隊が出撃するれば戦況はこちらの優位になるはずだと、そう思っているとロゴスはもう一つの切札を切ってきた。

「あれは……!?」

「ベルリンの……ッ!」

戦いは続いていく。

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