第三十六話 止まらぬ歩み
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きる相手ではない。
「ステラ―――待っていてくれ。俺が必ず君を守るから」
「分かった……ステラはシンを守れないけど、シンの帰りを待ってる」
シンとステラは共に顔を見合わせながら約束しあう。ルナマリアはその様子を見て不機嫌そうにするが、当然ながらシンとステラはそれに気づかない。
「レジェンドの武装で幾つか使えない兵装があるのか?」
「正確には使えますけど、元々レジェンドのドラグーンシステムは宇宙での運用を想定しているので角度自体は自由に変えれるんですが、長距離に引き離すのが難しいもので……」
レイはレジェンドの最終調整をとり行いながら技術スタッフと共に機体データの再確認を行う。
「こちら側からの要求通告が始まったみたいだぜ」
ハイネがそう言うと、アスラン達が要求される言葉に耳を傾ける。
『我ら、ザフト及び地球連合軍はヘブンズベースに対し、以下を要求する―――一,《ロゴス》構成メンバーの即時引き渡し、二,全軍の武装解除及び基地施設の放棄――――――』
「ま、当然と言っちゃなんだが、要求の受け入れはありえないだろうな」
「宣戦布告のようなものだからな様式美ってわけじゃないが、必要な手順ではあるんだろ」
アスランとハイネが要求通告に対して話し合う。アスランのセイバーもハイネのデスティニーも本人でも調整済みの為、後は戦闘開始を待つのみだ。
作戦はラー・カイラムを旗艦とし、ミネルバを副指令艦として戦闘を行う予定だ。その為、デュランダル議長はラー・カイラムに乗艦している。艦長のグラスゴーは全権をデュランダル議長に委ねており、基本的に自身の艦であるラー・カイラムの対応にのみ当たる気のようだ。
「マーレ、調子はどうだ?」
クラウが自身の機体であるリゲルグの最終チェックを終え、マーレの方にまで尋ねに行く。
「問題ねえな。装備自体は変わってないからな……精々弾薬がいつもより多めに詰め込まれてるぐらいだ。いつでもやれるだろうよ」
ラー・カイラムのMS部隊も発進準備が整いつつある。マーレのチューンされているゲルググC型、ルドルフのギャン、アレックのガルバルディα、三機のゲルググG型、そしてクラウ自身の機体であるリゲルグ。どの機体も飛行可能であり、それぞれに専用のチューンが施されている。
マーレ機はいつも通りのビームバズーカを左肩に、ビームライフルを腰に掛けさせ、さらにビームバズーカの予備ENパックを腰に装着して持っている。ヒート・ランスも右腕に握っており、いつでも使用可能な状態だ。
ギャンもルドルフの要求通り、頭部の修理は金色になっている。何の頭を使ったかはクラウの頭が痛くなりそうな話をすることになるので割愛させてもらう。
そうして各々が戦闘の準備を整えていた時、突然ロゴスが何の回
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