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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第133話】
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止――すると、篠ノ之もまさかいきなり止まるとは思わず、自身も緊急停止した。

そして、先に緊急停止した俺が宙返りし、背後を取ると同時に生身部分へと突きの一撃を加えた。


「くっ……まだ私は…やられる訳にはいかないんだッ!」


そんな叫びと共に、空裂を振り抜こうとする篠ノ之。

俺も、その動作を見て避けようと動く――。

だが、今の俺の居る後方には――皆が居るビーチがある事に気がついた。

もう既に、篠ノ之は空裂を振るうモーションに入っている上に、俺の背後にビーチがある事にも気づいていない様子だった。

俺が避けるとビーチに帯状のエネルギー刃がビーチを襲い、下手すれば怪我人が出て篠ノ之も最悪退学になる可能性がある。

だがもし避けて、先に篠ノ之を倒せばもしかすると大丈夫かもしれない。

なんて――考えるまでも無いか、俺がとる行動は。


覚悟を決め、俺は避けずにその場で防御を固める。

――刹那、振るわれた空裂からの攻撃が直撃し、一気にシールドエネルギーを持っていかれた――。


「このまま…押しとおる…ッ!」

「クッ…!」


やはり周りが見えていないのか、更に雨月による光の弾丸が直撃――更にシールドエネルギーは減少し、残り二桁まで削られ、更に悪いことに装甲表面温度が更に上昇――オーバーヒート状態に陥った。

「これで最後だっ!!有坂ぁっ!!」

「…………!?」


同時に振るわれた二対の刀による連撃――それがシールドバリアーに当たり、エネルギーを削られて残り1――だがその1も、同時に放たれたエネルギー刃によって削られた――と同時に、模擬戦終了の合図が鳴り――俺は敗北した。
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