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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第133話】
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が点灯すると同時に模擬戦が始まる。
「はぁぁあああっ!!」
篠ノ之が構えた雨月を振り抜く――。
その一瞬で無数のエネルギー粒子が収束され、形を形成すると共に弾丸となって此方を襲う。
それを、右回転し俺は避けた。
――だが更に、篠ノ之は横に一回転し、空裂を振り抜く。
すると――収束するエネルギー粒子が帯状に広がり、俺に迫る。
「なんのっ!そうそう簡単に当たるわけにはいかないんだ!これがなッ!!」
帯状に広がるエネルギー体を上昇して避けると共に天狼を篠ノ之に向かって縦に振り抜く。
そして、篠ノ之の名を叫ぶと同時に起動する――単一仕様【天叢雲剣】を。
「篠ノ之ぉっ!!」
まるで俺に呼応するかの様に、天狼はその刃から光を放ち始める。
それと同時に近接モードにセットされた八式・天乃御柱の、単一仕様【天叢雲剣】の恩恵でバリア無効化機能が発揮――天狼の攻撃に合わせて無数の突きによる連撃を浴びせようとするが――。
「くっ……離脱する!」
「逃がすかよっ!!」
開いた装甲から驚異的な加速力で天狼と近接モードの御柱による攻撃を、篠ノ之は後方に逃れることで避ける。
が、その後方に逃げたのを見逃さず、俺はそのまま一気に天狼を振り抜き――そこから刃状のエネルギー光波が放たれ、その光波による一撃が篠ノ之のISに直撃した。
「あぐ…っ…!」
小さく声を上げた篠ノ之を追撃するようにスラスターを後方へ向け点火、加速力を増しての体当たりによる一撃で追撃した。
「キャアァァッ…!」
激しく当たった体当たりの衝撃に、篠ノ之は悲鳴を上げた。
加速力を増した村雲の体当たりは、分子結合殻に覆われた強固な装甲とその質量により、基本当たり負けする事はない――同じ分子結合殻で覆われ、村雲より質量があると負けるが――。
墜落するように落ちていく篠ノ之に対して、更なる追撃をかけるように疾風を呼び出す――光の弦が現れ、虚空から粒子が集まり収束――。
それが光の矢を形成すると同時に弓の弦を引き――放つ。
その光の矢は、まるで空間を切り裂くかの様に光の尾を引き、篠ノ之目掛けて進むが――その一撃は、篠ノ之のIS【紅椿】の腕部装甲が開き、何かしらの防御機能が働いた為ダメージにはならなかった。
「……一体なんだ、あの装甲は?防御も機動も加速もあれだけでこなしてるのか?」
考察しても答えは出ず、少なくともISの武装や装甲、使われているスラスターやブースターといった種類の本には載っていなかった。
体勢を整えた篠ノ之は、その場から雨月による射撃攻撃を行いつつ、まっすぐ加速して迫る――。
無数の光の弾
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