暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D―魔法使いのキセキ―
旧校舎のディアボロス
第12話
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「それは、こっちも同じだっつぅの!俺としては二度も会う悪魔なんていないわけよ?あったらすぐに首チョンパ。だからよぉ。俺に恥かかせてくれたお前らクズがようぉ!!」
 そう言うとフリードは昨日見せた光の剣と銃を取り出す。
「それになんだよ。そこの人間。銃と剣だなんて俺の真似ですかぁ?憧れちゃったんですかぁ?」
「お前に憧れるなんて死ぬより苦痛だ」
「ならそのまま死んじゃってください」
「おい、フリード!アーシアは何処だ!!」
 イッセーはフリードにアーシアの居場所を聞く。
「ああ、あの悪魔に魅入られたクソシスターならそこの祭壇の下にある階段、そこから通じている祭儀場におりますです」
 祐斗の予測は当たったようだ。場所がわかったなら時間をかけるつもりはない。
「・・・つぶれて」
 その言葉と共に小猫は聖堂にあった長椅子をフリードに向けて投げる。
「しゃらくせぇ!」
 フリードは光の剣を縦に振るい長椅子を二つに斬ることで攻撃をかわす。
「はぁ!」
 その隙に祐斗が斬りかかるが、光の剣で防がれる。少し打ち合いった後距離を取るとフリードは銃を使い祐斗を狙い撃つ。
 祐斗が相手をしている間に俺はイッセーと小猫に指示を出す。
「イッセー、小猫。お前たちは先に祭儀場に向かえ」
「な!?だけど!」
「目的を違えるな。優先するのはアーシアの救出。すでに祭儀場にいるということは儀式を始める可能性がある。ならすぐにでも向かうべきだ」
「・・・わかった。やられるなよ!」
「やられるかよ。小猫、イッセーを頼む」
「・・・わかりました。気を付けてください」
 会話を済ませると二人は祭壇に向かう。その動きに気付いたのかフリードが二人に銃を向ける。
「行かせるかよ!」
「行かせるさ。グレイブ!」
 フリードと二人の間に岩が勢いよくせり上がり銃弾を阻む。
 その隙に、小猫は祭壇を蹴り飛ばし、下にあった階段をイッセーと共に下って行った。
 聖堂に残ったのは俺と祐斗、そしてフリードだ。
「あーあ、ほんとなにおまえ。昨日から俺の邪魔ばっかりしてくれてさぁ。うぜぇったらないんですけど!」
「邪魔をしているからな。ウザくて当然だ」
 そういいながら俺とフリードは撃ち合う。
 フリードは光の弾丸を。俺は様々な属性の弾丸を撃ち合う。
 お互い防ぐということはせず動きながら銃を撃つ。
 このままなら体力勝負になるだろうが俺は一人じゃない。
 俺は攻撃の手をやめ回避に専念する。そのタイミングで祐斗が斬りかかる。
 そのまま二人は鍔迫り合いになった。
「やるね。かなり強いよきみ」
「おたくらも最高!こっちも飢えてたから殺り甲斐があっていいねぇ」
「じゃあ、ぼくも少しだけ本気を出そうかな
 ―――喰らえ」
 普段とかけ離れた低い声で呟くと
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