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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第9話 制裁デュエル! 闇と異星の攻防
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その様子にアヤメが苦笑いを浮かべて見ていた。
「で、何が不思議なの?」
落ち込む三沢を一切気にせず明日香が訊ねた。
「おっと、 そうだった」
訊ねられた事で三沢は落ち込みから立ち直り、再びフィールドに視線を送った。
「相手選手、デプレさんがさっき使用したエーリアン・リベンジャーだが、新パックにはそんなモンスター入ってないんだ」
「(ピク)」
三沢の言葉に理子とアヤメの眉が微かに動いた。
「え? でも、現にデプレさんはそのカードを使用してるよ?」
三沢君の勘違いじゃない?
そう言って翔は苦笑いを浮かべた。
しかし、三沢は納得いかないと言った表情を浮かべたままデプレの事を見ていた。
「いや、勘違いじゃない。俺は新パックに入っているカードのリストを海馬コーポレーションに注文していたから、間違いはない。そのリストの中にあのモンスターの名は無かった」
そう言って三沢は目を細めデプレと雪鷹のデュエルを静観した。
三沢の言葉に十代たちは怪訝な表情を浮かべフィールドに目をやった。
雪鷹のエンドフェイズでターンがデプレに移り、デプレはデッキからカードを静かにドローしていた。
「でも、あの人はペガサスミニオンなんだから、ペガサスさんから特別にカードを作って貰ったってこともあるんじゃない?」
「えぇ〜、それってズルくないか?」
三沢の疑問に仮定の回答を述べた翔に十代は顔を少し歪ませそう言った。
「そうだとしたら、あの人はそれなりの実力を持っている事になるわね」
そう言って明日香の額に汗が浮かんだ。
明日香の言葉を聞いて十代と翔の額にも汗が浮かび上がる。
心配そうな面持ちで3人はフィールドを見つめる。
「不思議な事はもう一つある」
「え?」
三沢の突然の言葉に3人は素っ頓狂な声を上げた。
「確かにペガサスミニオンであり、相当な実力者であるならば、ペガサス会長からオリジナルカードを作って貰ったことも可能性の1つだ。だが、俺が今一番不思議に思っているのは、君たちだ」
そう言って三沢は理子とアヤメを指差した。
突然指を差され2人は目を見開き驚愕した。
理子は何処か案の定と言いたげな表情を浮かべ、アヤメは突然の事にアタフタし出した。
「2人の何処が不思議なの?」
三沢の言った言葉の意味が分からず明日香はそう訊ねた。
「俺はさっきエーリアン・リベンジャーというカードは新パックに入っていないと言った。入っていないと言う事は、そのカードの攻撃力・守備力・効果など一切知らないと言う事だ。だが、彼女たちは先程、リベンジャーの効果を君たちの説明していた。これは少し矛盾しないかい?」
そう言って三沢は鋭
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