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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第9話 制裁デュエル! 闇と異星の攻防
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その言葉に全員がアヤメに視線を向ける。
「マザーの効果は、戦闘終了後に発生します。だから、ダーク・クリエイターがデプレ、さんのフィールドに現れた時点で、デプレさんのバトルフェイズは、終了しています」
ホラ、と言葉を付け加え、アヤメがフィールドに目を向けるのを追う様に全員がフィールドに視線を向け直した。
「俺はこれでターンエンドだ」
デプレ LP1900
手札0枚
フィールド モンスター 《エーリアン・リベンジャー》《エーリアン・マザー》
魔法・罠 《異界空間Aゾーン》《古代遺跡コードA》
「ククッ、噂以上に楽しめたが、所詮はこの程度か」
デプレは失望したような表情を浮かべ、雪鷹を憐れむような目で見つめた。
「なぁ、気になっていたんだけど、噂ってなんの事だ?」
当初からデプレが零していた噂という言葉が気になり、雪鷹はそう訊ねた。
「知りたいか?」
デプレは意地悪な笑みを浮かべ雪鷹に訊ね返した。
デプレの言葉に雪鷹は無言で頷いた。
「俺に勝てたら教えてやる。勝てれば、な」
そう言ってデプレは「ギャハ、ギャハハハ」と奇怪な笑い声で笑った。
その言葉に、雪鷹の目が鋭くナイフの様に鋭利な物へと変わった。
「俺のターン、ドロー!
雪鷹は勢いよくカードを引き抜いた。
「ッ!」
すると、引いたカードを見て雪鷹は目を見開いた。
その姿にデプレの笑いが止まった。
そして、雪鷹の口がニヤリと三日月に割れた。
「へっ! やっと来たか!」
「ッ!?」
雪鷹の言葉にデプレは目を見開いた。
「このデュエル、もらった! 俺は手札から《D.Dクロウ》を墓地に送って、アンタの墓地にあるマーズを除外する!」
雪鷹の墓地から漆黒の烏が飛び出し、デプレの墓地に居る火星のエイリアンを鷲掴みにして次元の彼方へと飛び去って行った。
「一体何がしたいんだ?」
生徒たちは雪鷹の行動が理解できず、プレイングミスかと嘲笑う声が聞こえてくる。
しかし、デプレは生徒たちと違った。
デプレは雪鷹のプレイを見て、何故だか不安感に包まれていた。
嫌な汗がデプレの額を伝って行く。
伝い落ちる汗がフィールドに落ちたと同時に、雪鷹の口が三日月に割れた。
「俺の墓地には、闇属性モンスターが3体のみ存在している。よって、このカードの召喚条件が揃った! 現れろ! 暗黒の闇に巣食いし破壊竜! ダーク・アームド・ドラゴン!!」
雪鷹の墓地から3体の闇が飛び出し、フィールドを縦横無尽に飛び回る。
飛び回る闇は、螺旋し渦を生み、雪鷹のフィールドに舞い降りた。
『グウォォォォォォォォォォォォォォォォォォ
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