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遊戯王GX ~Unknown・Our Heresy~
第9話 制裁デュエル! 闇と異星の攻防
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い眼光で2人を睨みつけた。

その視線に対抗するように理子も三沢を睨み返した。

アヤメは何処かバツが悪そうな表情を浮かべ三沢から視線を逸らしていた。

三沢の言葉を聞いて明日香たちはハッと思い出していた。

確かに2人は自分たちにリベンジャーの効果を説明していた。

攻撃力を下げる効果だけだったが、2人の口調は当てずっぽうではなく知っているような口調だった。

その事を思い出し、明日香は何故2人が知っているのか、と疑問を感じ、2人に視線を向けた。

未だ理子と三沢の睨み合いが続いていて、三沢から視線を逸らすアヤメは明日香たちからも視線を逸らしていた。

「別に2人を責めている訳じゃないんだ。ただ、何故2人はリベンジャーの効果を知っていたのか知りたいだけなんだ。だからそう睨まないでくれ」

先程と打って変わって優しげな口調で三沢は2人を諭すように訊ねた。

その言葉で理子は漸く睨むのを止め、アヤメも恐る恐る三沢に視線を向けた。

何かを言わなければならないと理子とアヤメは内心すごく焦っていた。

実は自分たちは転生者で、リベンジャーなどこの世界で生まれていない多くのカードを所持している。

などとは口が裂けても言えない。

言ったところで信じるはずもない。

ならどう言えばいいのだろうと2人は考える。

2人の回答を三沢たちは静かに待っている。

その沈黙が2人に焦燥感を与えているとも知らずに。

何か言わなければと焦る理子は、口をから何かを言い掛けた時だった。

『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

「っ!?」

轟音の様に会場に轟く歓声に、フィールドから目を離していた十代たちは何事かと話を打ち切りフィールドに視線を向けた。


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「俺のターン、ドロー」

相も変わらずデプレは静かにデッキからカードをドローする。

「俺は魔法カード《強欲な壺》を発動。デッキからカードを2枚ドローする」

デプレの手札が4枚へと増えて行った。

増えた手札を確認して、デプレが表情を歪めて笑った。

「俺は《エーリアン・マーズ》を召喚!」

サイコの隣から炎が巻き起こり、その炎の中からサイコと同じ大きさで、肌色の上半身に触手の様な腕と下半身がウネウネと動き、サイコと同じような声で小さな咆哮を上げた。

「そのモンスターは!?」

マーズの姿に、雪鷹は焦ったような表情を浮かべ声を荒げた。

その姿にデプレの口角が上へと釣り上がって行った。

「その顔を知っているようだな。その通りだ! マーズがいる限り、マーズ以外のAカウンターン乗ったモンスターの効果は無効化
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