盗賊
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皆さん、こんにちは、御伽勇真です
俺は今、盗賊を壊滅させるためにその盗賊の情報を町の人達に聞いていた、どの人も言うことは「アイツ等には困っている」とか「被害にあった」とかで、盗賊についてわかったことは、その盗賊はかなりの外道、ということだけだ、肝心の拠点などはわからなかった
「おい、テメー!ナメてんじゃねーぞ!」
と、どこからか声がした
何だ?ケンカか?
俺は声のする方を見た、そこにはガラの悪そうな1人の男と1人の女性がいた、そしてまた声が聞こへてきた
「ぶつかっておいて、謝罪の一つもなしかよ!」
と、ガラの悪そうな男が言う
女性は顔を真っ青にして「す、すいません・・・」と謝っている
どやら、男に女性がぶつかって、女性がいちゃもんをつけられているようだ
俺はその男に近づき、言った
「おい、やめてやれよ、謝ってんだろ」
そして男は俺に向かって言った
「あぁ、何だテメー、ガキはすっこんでろ!」
と、俺を睨み付けた
はっきり言って全然怖くない、俺は今までに巨大なモンスターに追い掛けられたり、ドラゴンと命がけの戦いをしたんだ、今更ガラの悪い男に睨まれたところで怖くもなんともない
俺は言った
「いいからやめてやれよ、おっさん」
すると男は顔を真っ赤にして言った
「テメー!俺が誰だか知ってんだろーな!」
いや、知らねーよ、誰だよ
「俺はな、最近この辺りを襲ってる盗賊団の1人なんだぞ!」
っ!?それはいい、探す手間が省けた
「あっそ!」
俺はそう言って、男の顔を思いっきり殴った
「っが!」
男は短い悲鳴を上げる
俺は、よろめいた男の足を蹴り、男を転ばした
「っ痛!テメー!何しやが・・・」
男が最後まで言い終わる前に俺は剣を出現させ男の首筋に突きつけた
ちなみに、普段は剣を光に粒子に変えて、使う時だけ出現させている
「ヒッ・・・!」
男は顔を真っ青にして短い悲鳴を上げた
「お前、盗賊なんだろ?いろいろ聞かせてもらうぜ?」
俺がドスの利いた声で聞くと、男はコクコクと首を縦に振った
「あの・・・」
と、後ろから声がした、振り返るとそこには先程いちゃもんをつけられていた女性がいた
「あの、助けていただき、ありがとうございました!」
と、女性は言った
俺は男の首筋に剣を突きつけたまま言った
「ああ、気にしなくていいよ」
うん、人助けも悪くないな
さて、この男、いや盗賊、いや盗賊(笑)にはいろいろ話してもらはないとな・・・
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