第三十三話 新たな道筋
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た射撃を行い、MSが出てくる前に艦橋をNダガーNが破壊する。僅かに残ったMS部隊はライゴウガンダムのエグザスに似たドラグーンによって倒されていった。
「さて、中継ステーションは動かせるのかい?」
『はい、一応は。エネルギー偏向装甲の取り付けが完了してないだけですし』
イアンが返した返答を聞き、ネオはすぐさま命令を出す。
「よし、ならさっさと移動するぞ。ザフトだって馬鹿じゃないからな。連絡の来なくなった部隊を探しにこっちに向かってくるはずだ」
『了解しました』
提案はあっさりと受け入れられ(といっても当たり前のことなので当然だが)、レクイエムの中継ステーションは移動を開始する。
「二人とも、お疲れさん。今回はお前さん等の本来の乗機とは違うが大丈夫だったか?」
『コーディネーターを殲滅する為ならどんな機体であっても問題は無い』
『当たり前だろ?俺達を誰だと思ってるんだ』
失った二人の部下、ステラとスティングの代わりに新たに配属された二人のパイロット―――エミリオ・ブロデリック中尉とダナ・スニップ中尉が反応を返す。専用機と共に配属された二人だったが、今回は調整中だったことと隠密性を重視してNダガーNでの出撃となっていた。
「よし、中継ステーションの移動完了後、俺達もここから離れるぞ。それまでは残存戦力が残っていないかを確認しておいてくれ」
『了解した』
『はいはい了解しましたよっと』
ファントムペインは勝利を得る為に牙を砥ぎ、決戦兵器を整える。連合がザフトを壊滅させる為に動き出すその時まで。
◇
「僕の美しき機体にそんな無粋なものを取り付けようとするなんて、いくら製作者と言えども断じて認めないぞ!?」
「ふざけてる暇は無いんだぞ!頭部が無いと戦闘力は下がるに決まってるだろう!?代わりの頭部を付ける事の何が悪いって言うんだ!」
「何を言う!傷ついた機体で雄雄しく戦う僕―――これぞ騎士の美学であり、美しい僕に相応しいではないか」
「もういい!切れた、切れたぞ俺は!!お前の金色に塗装する美学も修理しない美学もわからん!お前のギャンにはザクの頭でも乗っけてやる!!」
「マーレさん、あれは―――」
「無視しろ、シン。ただの馬鹿共のやり取りだ」
アスランとのシュミレーションによる訓練の後、シンはマーレやクラウと共にラー・カイラムに乗艦していた。理由としてはクラウは元々ラー・カイラム所属であり、マーレはクラウの部下だからだ。そしてシンはステラに会う為にここにきていた。
そんな中クラウはルドルフと妙なやり取りをしているがマーレはバッサリとそれを切り捨てて勝手に進む。連合の捕虜と会う許可は既にクラウから貰っているので問題は無い。そう言
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