暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX 〜水と氷の交響曲〜
ターン26 今週のビックリドッキリ…
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を取り出し、素早くでっかいテーブルの上に置かれた燭台に火をつけていく。ろうそくの明かりに照らされた室内は思ったよりも明るく、カーペットの赤色もきれいに映えている。そうか、ロウソクってのも電気代節約にいいなあ。レッド寮みたいなところでも毎月電気代はばかにならないから、うまく誤魔化せれば毎月の電気代とロウソク代の差額でういたお金で設備をよくできるかも。これは覚えておかないと。

『この部屋、まるでシャドウ・スペクターズのCMに出てきたみたいな食堂だな。まあ、偶然………なのか?』
「さあ、これで明るくなったね。いくよ!」

「「デュエル!!」」

「先行は自分だね。ドロー、手札断殺を発動!自分はこのカードを墓地に送るよ」

 手札断殺
速攻魔法
お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。
その後、それぞれ自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 えっと、手札2枚を墓地に、か。あれ、今チラッと見せてきたカードに見覚えのあるのがいたような。気のせいかな?とりあえず僕は手札にレベル3モンスターを置いておきたいからこのカードと、それと………うん、ごめんチャクチャルさん。ぶっちゃけフィールド魔法もないのに初手に来られるとさすがに邪魔。闇だからヒゲアンコウが使えるわけでもないし。

「そして自分は、キラー・トマトを召喚!カードをセットして、ターンエンドさ」

 フランス料理の盛った皿の上にかぶせるあの丸い取っ手付きの蓋、なんでもクロッシュという道具らしい。とにかくそのクロッシュが稲石さんの場に現れたかと思うと、それをはねのけてケタケタと笑う真っ赤なトマトが飛び出してきた。

 キラー・トマト 攻1400

「闇属性リクルーター……闇属性使いですか」
「ふふふ、君はどう思う?ターンエンドさ」

 伏せカードもないし、今いるのはリクルーターのみ。よし、先制攻撃で一気にライフを削っておこう。

「ドロー!手札のハンマー・シャークを召喚、効果発動!自分のレベルを1下げて、手札のレベル3以下水属性を特殊召喚する!来て、オイスターマイスター!」

 ハンマー・シャーク ☆4→3 攻1700
 オイスターマイスター ☆3 攻1600

「へえ、もうモンスターを2体も!」
「バトル、オイスターマイスターで攻撃!オイスターショット!」

 投げつけられた牡蠣は勢いよく飛んでいってキラー・トマトの顔面、つまり体全体のど真ん中に命中する。よし、まずは一撃!

 オイスターマイスター 攻1600→キラー・トマト 攻1400(破壊)
 稲石 LP4000→3800

「モンスター効果発動!自分のデッキから攻撃力1500以下の闇属性を特殊召喚する!ゴーストリックの魔女、召喚!」

 またどこからともなくクロッシュが運
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