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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
一部:超絶美少女幼年期
四十九話:覚醒ドーラちゃん
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ているわけか。
 本人にやる気があるし、舌は肥えてるだろうし。

 ……うむ!
 ますます、誰かに(なす)り付ける罪悪感が減った!

「……また、妙なこと考えてねえか」
「そんなこと無いって!」

 大丈夫!
 ちゃんと喜んでくっつきたくなるような素敵な女性を、お勧めしてあげるから、さ!
 例えば、マリアさんのような!

「……お前って、……本当に……」
「なに?」
「……残念だよなー……」
「そんな、褒めるなって」
「褒めてねえって」

 今のやり取りのどこに、そんなしみじみ残念がられる要素があったのかわからないけれども。

 大丈夫!
 隠すべき相手には、ちゃんと隠すから!

 なんか溜め息吐いてる人がいるけど、気にしない!



「おお!本当に器用だね!すごい、すごい!ありがと、ヘンリー!」
「おう」

 鏡とか無いので全体像を確認できるわけでは無いけど、手触りからして、整ってる感が!美容室帰りみたいな!
 サンチョより、上手いかもしれない!

 周りにいたみなさんも、口々に褒めてくれます。

「あらまあ。器用なもんだね」
「どうも」
「ドーラちゃん、ますます可愛くなっちゃって!」
「ありがとうございます!」
「あたしも、お願いしちゃおっかなー?伸びてきたところだし」
「いーなー、あたしもー!」
「いや、それは」

 盛り上がるお姉様方に、渋るヘンリー。
 別に、切ってあげればいいのに。
 上手いんだから。

「ヘンリーくんはまだ小さいんだから、大人を切るのは大変だろ。やめてあげなよ」
「あ、そっか。ごめんね、ヘンリーくん」
「いえ」
「そうだよ、それに」
「……あ!そっか!ごめんね、ヘンリーくん!」
「……いえ」

 そっか、そっか。
 忘れがちだが、まだ子供だもんね、私たち。
 ……それだけだよね!

 ……大丈夫!
 フラグなんか、仮に存在したとしても、叩き折ればいいの!
 散々残念がられてるし、大丈夫だって!
 存在も、してないって!!

 とりあえずお姉様方は、面白がって外堀を埋めようとするのはやめてください!!

 ……ハッ。
 敵は、そっちか!
 攻略対象外とか悠長なこと言ってないで、このお姉様方を、落として!
 早々にイケメン力を高めて、その力で、味方に付けて!

 面白がって子供たちをくっつけようとするよりも、私にキャーキャー言うような方向に、興味を誘導しないと!!

 ……よし!
 方針は決まった!
 あとは、実行あるのみ!!

「……ヘンリーが、しないなら。私が、やりましょうか?」
「え?ドーラちゃんだって小さいんだから、大変でしょ?」
「いえ。やらせてください。その美しい
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