暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
一周年記念コラボ
Cross story The end of world...
交戦
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なり、そして彼を中心に円形状に影が広がっていき、半径20m程に広がった。

魔女狩り峻厳(ソルシエール・ゲブラー)

それは影とその上空に存在するものを強制的に無に返す《心意技》。

本来、この技は存在が幻であるジャバウォックには効かないが、レンが今回した《事象の上書き(オーバー・ライド)》は《消滅》出はなく《存在》。

『む……!!』

『幻』に『存在』が上書きされ、ジャバウォックが『現れる』。

「これで、終わりだ」

心意を維持したままワイヤーにソードスキルの蒼光を宿らせる。

協奏曲(コンチェルト)色欲(ラスト)

ワイヤーがジャバウォックに突き刺さり血飛沫の中、その巨体を縫い上げる。

『………ぐぉぉぉ!?』

どちゃ、と地面に倒れこんだジャバウォックはしばらく動かなかったが、やがてゆっくりとこちらに顔を向け―――笑った。

『……容赦無いな。どうやら我の負けのようだ……。これを持っていけ』

レンの目の前に黒い影が現れ、そこから鍵がポトッ、と落とされる。これが手前の部屋の閉められた扉を開くための鍵だろう。

『気を付けろ』
「……え?」
『お前達が会おうとしている魔女は本物の化け物だ。もし、戦いになったら勝とうと考えるな。やつは戦いと狂乱を好む狂い神。見た目に騙されると、殺られる』

いつしかジャバウォックの傷は消え、目にも光が戻ってきている。しかし、声はレンとの戦闘以外の要因で震えていた。

「……わかったよ。気を付けるようにする」

それだけ言うと、レンは部屋を後にした。




__________________________________________




辺りを舞う黒い羽を大太刀を振って吹き飛ばす。この羽はアウルの翼から出たものだが、本人曰く触れたら即死らしい。

『そこまで簡単に吹き飛ばされると自信なくすわ……』
「いやいや。簡単じゃないぞ?現にまだ一太刀も食らわせてないじゃないか。その鎖は何度も食らってるのに」

アウルの攻撃は単純。鎖による打撃や刺突、後はさっきの即死する黒い羽。
というかそれしか使われて無いにも関わらず、レイはこれ以上アウルに近づくことが出来ない。

吹き飛ばされた黒い羽が宙に消えると一気に接近を試みる。頭上から叩きつけられる鎖をいなし、立ち止まる事無く速度を上げる。残りの距離は20m。
だが、

「…………っ!!」

背後からの奇襲を察知し、やむ無く反転。恐ろしい勢いで迫ってくる鎖を叩き落とす。さらに、攻撃はこれで終わりではない。左右の側面と再び頭上から鋼鉄の塊が彼に向かってくる。

「っ、らぁッ!!」

飛び上がりながら体を無理やり捻って鎖の間を抜けた。着
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ