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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
常盤台中学襲撃事件
Trick38_君は女性に乱暴をするんだね。だから殺す
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外はどうしても良いんだよ! クソ女死ぬぐらい問題ないよな!?」

最後の一言は仲間へ向けて言っていた。

「問題ない。だが、パニックになられると面倒だ。
 銃で撃って気絶すると、連れていく時に苦労するから自分で歩けるよう
 起きててもらった方が良い」

「チッ!」

意識のない女教師の腹を蹴りつけて、持ち場の教室入り口に戻っていった。




「いや! やめて!!」

「うるさいな」

 ビリビリ!

「キャ! うぐッ! ん〜〜〜〜!!!」

廊下の奥、行き止まりまで連れて行かれた女生徒は、上着をやぶかれてその服を
口の中に入れられて猿轡にされた。

「さてと」

駆動鎧の中にある拘束道具で両腕を縛り、女生徒が抵抗ができないようにする。

そして腰の方にあるボタンを押し、プシュっとガスが抜ける音を立てて
駆動鎧の下半身部分が外れた。

服をやぶられた女生徒の上半身はブラジャーのみ。
成長途中の小さな胸が少ない布で隠されているだけだった。

「痛いのは始めだけだ。あとは気持ち良くなるよ」

「ん〜〜〜〜〜〜!!?」

上の駆動鎧も外し、武装はすべて外された。
その顔には気持ち悪い、鼻を伸ばした下品な表情が浮かんでいた。

そして自らのズボンに手をかけて



  両肩から血が吹き出た



「ガアアアアアアアァァァッ!?」

「君は女性に乱暴をするんだね。だから殺す」

気が付けば、男と女生徒の間には宗像形が立っていた。

3年生の教室は4階にも関わらず、開いていた窓から音もなく入ってきた。

その両手には血の付いた刀が1本ずつ握られている。

「だ、誰だお前は!!?」

「あなたの後輩だよ」

言い終わると同時に両太腿に刀を深々と突き刺して貫通させる。
間髪入れずに腹を蹴って5メートル以上を突き飛ばした。

男の絶叫を聞いて各教室にいた仲間たちが顔を出してきた。

「誰だ貴様!?」

「自己紹介かい? そんなのはどうでもいいだろ? その代わりにこれをあげよう」

放り投げたのは、いつの間にか握られていた手榴弾を5つ。

「な!? 逃げろ!!」

急いで教室に戻る駆動鎧。

週榴弾が5つもあれば、建物の1階分ぐらいは軽く吹き飛ばすことができる。

しかし、手榴弾から出たのは爆音と爆風ではなく、目くらましの煙幕だった。

「ゲホゲホ! なんだ!? 爆弾は!?」

「手榴弾はフェイクだ! 早く体勢を整えろ!! 侵入者だ!」

煙に埋もれている廊下、教室から声が聞こえた。

すぐに煙から出てくる者はおらず、言われた通りに全員が体勢を整えていた。

「失礼だな、侵入者はどっちなんだい。

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