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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第21話 トラブル発生 天邪鬼
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無かったかい?』
そう言って 笑いかけた。
(さっきの会話を聞くとこの子はかなり妖しに対してトラウマがあるだろうから 近づかないほうが良いな……。)
自分が近づけば 更にショックを起こし やばい状態になるかも知れないと判断したジャックは。
震えている彼女に近づかず落ち着かせようとしたのだった。
「えっ…?は、はいっ!あ ありがとう…」
まだ ショックから回復した訳ではないが 話せるようになった為 、一先ず 助けてくれた人にお礼を言っていた。
でも… まだ終わってなかったようだ。
『……はぁ やれやれ 又ため息が出ちゃったよ。お嬢さん?動けるなら早めにここから離れたほうが良いアイツが起きて来そうだ。』
ジャックはそう言って 先ほど男を投げ飛ばしたほうに向きなおした。
まあ、気配って言うか、殺気というか…そんなのがバリバリ感じてくる。
だが、その気配、妖気から実力の程度もたかが知れてる、と判断していた。
??? side
今日は 人生で2度目の最悪の日だ……。
襲われた女性は襲われる瞬間までそう思っていた。
だが、訳が分からぬうちに 襲ってきた男はもう1人の男に吹き飛ばされてのびていた。
そして 目の前の男は 私を確認すると、笑顔で「大丈夫?」って言ってくれてるし…
何かいろんなことが同時に起きて更に混乱するけど……
助けてくれたこの人?(人か分からないけど)は悪い人じゃない気がする…と言うか助けてくれたし。
お礼は言わないとね。
お礼を言った後… 男の人が 向こうを向いて頭をかいてさっきの人が起きてくるって言った。
多分…動けるようになったと思う。 この人が心配してくれてるし。
それにここにいたら 絶対邪魔になる。
……急いで離れないと!
side out
パニックにはなっていたが、頭の回転はいつも以上だったようだ。
「え ええ 大丈夫です。動けます…」
彼女はジャックに向かってそう答えた。
『そうか 良かった。ならここから直ぐ離れたほうがいい。ああいう男は間違いなくぶっ飛ばされから、ムキになって突っかかってくるの見えてるから ここにいたら 巻き込まれちゃうよ?』
そう言って この場からの退避を促す。
妖と人間では強度的には人間の方が遥かに虚弱だ。
巻き込まれるだけで、重症にもなりかねないのだ。
「は はい! 分かりました! あの……気をつけて」
彼女もそれは重々承知のようだった。
そう言って 懸命に脚を動
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