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ソードアート・オンライン〜黒の妖精〜
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私たちは三人、岩の凹みで息を潜めた。
よく目を凝らすと、遠くの方にチラチラと赤い影。
私はハッとし、すぐさま魔法で覆っていた膜の中から飛び出す。
「お姉ちゃん!?」
リーファが驚いて凹みから出てくる。
「リーファ、あれ、トレーサーじゃないかな?」
私が指さした方向には、既に赤い蝙蝠が認識できるまで迫っていた。

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