第五章、その1の3:狂王の下僕
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械じみた動きで錫杖を構えると、『くいっ』と、ドアノブのように杖を捻る。すると彼の周囲に、豪雪のように雪が吹き荒れてくるくると展開する。それは攻撃魔法の一つである、『風雪の守り』であった。態とこちらと対応させる魔法を出しているのだろうか。闘志がぐつぐつと刺激されて、チェスターは己の頬が引き攣るのを感じた。傍から見れば、凶悪な笑みを浮かべている事だろう。
かくして、舞台は第二幕へと移り、ヴォレンド遺跡における闘争は純粋な魔術戦へと移行していった。
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