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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第二十一話 オペレーション・マルスA 〜終幕〜
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吹っ飛ばしちゃいましたよ」
ガコン、と無骨な響きとともに姿を現したのは、ジェットストライカーを装備し、長大なガトリング砲を抱えた和音の姿だった。それだけではない。バルクホルンのパンツァーファウストにMG42、宮藤の13mm機銃まで借用している。いずれも予備として積んであったものだ。
その威容たるや、一人で要塞戦でもする気なのかというほどである。
「沖田……お前何をしている!! それにそのユニットは――」
「ええ、ちょっと邪魔な天井を壊して出てきました」
涼しげな顔でそういうと、和音はさも当然と言ったふうに離陸体勢に入る。
「なにをしている沖田!! お前だって魔法力を消耗しているんだぞ!!」
「そうですね……でも、誰かがやらなければならない。違いますか? バルクホルン大尉」
「………………ッ!!!!」
事ここに至って、ようやく全員が和音の意図を理解した。
大和へ向けて再出撃しようとしているのだ、と――
「ダメだよ和音ちゃん!! そんなことしたら、和音ちゃんは――!!」
「そうですわ!! 長機を置いて勝手な行動は許しませんわよ!!」
「お願い和音ちゃん。行かないで!!」
501では常に一緒だった三人に、和音はフッと笑った。
そう言ってくれる人がいるからこそ、自分が行くのだと言って。
和音だって自分で分かっていた。足が震えてうまく歩けないことも。声が震えていて恐怖を隠せないことも。今にも泣きだしてしまいそうなほど心細いことも。
――同時に、自分だからこそできる役であると言う事も。
「わたしなら、確実に大和へ到達できます。――行かせてください、ミーナ隊長」
「ダメよ……そんなの、ダメよ……!!」
ミーナにだってわかっていた。たとえどれほど止めても絶対に行ってしまうだろうことは。
それでもなお出撃の許しを請う和音の不器用さに、ミーナは涙を抑えられなかった。
「大丈夫。死んだりなんてしませんよ。ほんの半年とは言え、501の大エースの皆さんに師事してたんですから」
何も言えず固まっている501のメンバーにそう言って笑うと、和音は今度こそ発艦の体勢に入る。
「――待って、和音ちゃん!!」
「宮藤さん……?」
「50年後だよ」
「え……?」
今まで見た事もない強い意志の光を宿す目にたじろぎながら、和音は訊き返した。
「わたし、待ってるから。50年後に和音ちゃんが帰ってくるのを待ってるから。だから、ちゃんと帰ってくるって約束して」
「…………」
がっしりと肩を掴んで言うのは宮藤だけではなかった。ミーナも、坂本も、リーネもペリーヌもみんながそうだった。
「……長機を置いての無断出撃は重罪でしてよ。50年分の始末書を覚悟な
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