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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第二十一話 オペレーション・マルスA 〜終幕〜
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光が奔る。風が唸る。
天が吼え、地が叫び、海を揺らすほどの凄まじい光と衝撃が全てを覆い尽くした。
解き放たれた渾身の魔力斬撃と大和の一斉砲撃がネウロイの巣を丸ごと呑み込んでゆく。
凄まじい爆圧が何もかもを吹き飛ばし、海水すらも沸騰してゆくほどの光の奔流の中で、ヴェネツィア上空を占拠していたネウロイの巣は今度こそ完全にそのコアを無機質な破片へと変じさせたのだった。
そしてその光の中で、和音は声もなくまばゆい光に身を委ねていた。
(ああ――この光は……)
希望か、羨望か、あるいは憧憬か。
戦場に集う全ての兵士たちが求めてやまない勝利と安息。それを具現うる勝利の輝きを、いままさに和音は己の手で解き放ったのだ。
この上ない勝利の確信に、和音はそっと唇の端に笑みを浮かべた。
「それじゃあみんな――また、50年後に……」
大切な仲間に向けた呟きがカタチになるよりも早く、爆発の衝撃と光が和音の意識を真っ白に蒸発させていった――
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