転入生二人
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スラリとしていて太ってなどいない。
「デュノアお前もしかして……」
「ああっと! ごめん! ちょっと僕これから約束があるから! またね!!」
かなり焦った様子で響の下から這い出ると、シャルルは猛ダッシュでどこかへ駆けていった。それに響があっけにとられていると、すぐ後ろから地を這うような鬼の声が聞こえてきた。
「ようやく追いついたぞ鳴雨……。さて、では楽しい楽しい補修の授業へと行こうじゃないか」
言いながら響の首根っこを掴むと、千冬はそのままずるずると響を引きずっていった。だが引きずられている響は、これからの補修のことではなく先ほどのシャルルのことを考えていた。
……アイツやっぱり。
「……そういうことか」
彼女はあきれたように溜息をつくと、そのままアリーナの中に連行されていった。
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