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もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね?
されど転生者は龍と踊る・part7
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のちょっとした応用である。だがイメージした人物はプレシアににっこりと笑い掛け、こう言って帰っていった。
『自分で考えたらいいと思うよ?』
「考えて思いつかないから聞いてるのにぃぃぃ〜〜〜!!」
「どぉしたもんかねぇ・・・?」
問題は深刻だ。出来れば俺を巻き込まずに考えてほしいのが本音だが。
プレシアとリニスからざっくり聞いた話をこれまたざっくり説明しよう!
プレシア、研究中に事故を起こしてアリシア死亡。(全ての始まり)
アリシアを生き返らせるために様々な悪行に手を染める。(暴走)
ようやくこぎつけたプロジェクトFでフェイトを完成させる。(人造魔導士)
しかし記憶の転写はできたはずなのになんかアリシアと違う。(失敗)
こうなりゃヤケだとアルハザード目指してジュエルシード集め。(民間輸送機襲撃)
無限力と運命的な出会いで自分の間違いを自覚する。(起源覚醒)
表面上は関係改善、だがそれって根本的な解決になってない?(ミストさん状態)
という感じ。
・・・俺にどうしろというんだ。というかもうアリシアの事全部ばらしちまえよ。
「ばらして嫌われたりフェイトが人格崩壊起こしたらどうすんのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「お・れ・が・知るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!天才なら自分で考えろやダァホッ!!」
こうしてプレシアがビビってる所為で話が無限ループに突入。普段あんまり大声出してないから喉が痛いんだよ。
「そもそもアンタ今までいろいろやらかしてきたんだろ!?悪の親玉みたいにドーン、バーン、ズギャァァーーン!!みたいな感じで構えて堂々と伝えればいいんだよ!!」
「無理よ!もし万が一フェイトに『母さんなんて大っ嫌い!』何て言われたりした日には私のハートがインフェルノでグボハァッ!!?」
「こいつ想像しただけで血を吐きやがった!?」
わーわーぎゃーぎゃー騒ぎまくる9歳児といい大人。ちなみにリニスはフェイトとアルフがこの話し合いを聞いてしまわないよう二人を連れて遠出中。今この庭園には光龍とプレシアの二人っきりである。間違っても「やっと二人っきりになれたね・・・?」みたいな展開は起きない。
「よーし、こうしよう!先ずはリニスを通じてフェイトの心情を探ってみようか!」
「それは建設的なアイデアね!フェイトを知り無限力を知れば百戦危うからずって言うし!」
そんなことわざ使ってるのアンタ一人しかいねーよ。何はともあれ作戦開始だ!!
『先ずは何を聞きますか?』
「まずはそうね、今までの私と今の私の態度の違いとか訊いて私を嫌ってないかブゲフォ!!」
「吐血するほど声に出したくないか・・・あーリニス、始めちゃってくださいな」
『
了解
(
ラーサ
)
』
血を吐い
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