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ストライクウィッチーズ1995〜時を越えた出会い〜
第二十話 オペレーション・マルス@
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れはただの勘なんだがな、そう遠くないうちにきっとお前は未来へ帰るだろう」
「そうでしょうか……」
「ああ、そうだ。だから、お前も£めるな。必ず未来へ帰って、そしてもう一度わたし達501統合戦闘航空団へ帰って来い。これは命令だ。いいな?」
その言葉に、一体どれほど心を救われたか。
「――はい。沖田和音、謹んで拝命いたします」
踵を揃え、今までで一番きれいな敬礼を決めて見せた和音は、坂本から預かった烈風丸を大切に胸に抱いた。必ず未来へ帰るのだと、烈風丸の重さがそう思わせてくれる。
「……坂本少佐」
「なんだ、急に」
「今度の作戦、必ず勝ちましょうね」
「当たり前だ。ウィッチに不可能はないのだからな!! はっはっは!!」
静かに燦然と輝く月を見上げながら、和音は言った。同時に、今日此処での出来事を、決して忘れる事の無いよう心に焼き付けようと誓った。今この時に確信があったワケではなかったが、それでもある種の予感めいたものは和音も感じていたのだ。
ここ501統合戦闘航空団で過ごす静かな夜は――今夜が最後になるのだと言う事を。
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