暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―炎の急襲―
[11/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
来ない。

 しかし、ブレイズ・キャノン−トライデントでバックアップ・ウォリアーを破壊しようと、まだ俺のフィールドにはスピード・ウォリアーがいる。オブライエンの手札も今のドロー四枚だが、二体を破壊するような手札消費はしないとは思うが……

「俺は《ブレイズ・キャノン−トライデント》の効果を起動! 手札の炎族モンスターを墓地に送り、バックアップ・ウォリアーを破壊して500ポイントのダメージを与える! シュート!」

「来るか……!」

遊矢LP3500→3000

 バックアップ・ウォリアーには悪いが、ブレイズ・キャノン−トライデントが発動することは織り込み済みだ。先程までとは違う弾丸が、バックアップ・ウォリアーと俺に飛来し、双方にダメージを与える。

 ブレイズ・キャノン−トライデントの次弾が来るか、と身構えていた俺にオブライエンは一枚のカードを見せた。どうやら先程、《ブレイズ・キャノン−トライデント》の弾丸になったカードであるらしいが……

「まだだ。俺が墓地に送ったのは《ヴォルカニック・バックショット》。このカードが墓地に送られた時、500ポイントのダメージを与え、ブレイズ・キャノンの弾丸に使われた時、デッキから二枚の《ヴォルカニック・バックショット》を墓地に送ることで、相手モンスターを全て破壊する! シュート!」

「何だと!?」

 再びブレイズ・キャノン−トライデントに《ヴォルカニック・バックショット》が装填され、まるで炸裂弾かのように俺のフィールドを燃やし尽くす。その炎は俺のライフに更なるダメージを与え、スピード・ウォリアーをも破壊していく。

遊矢LP3000→2500

「そして、墓地に送った二枚の《ヴォルカニック・バックショット》のダメージも受けてもらう」

「ぐああっ!」

遊矢LP2500→1500

 俺にのみに向かって放たれる二体の炸裂弾に、俺は更なる業火に包まれることとなる。バックアップ・ウォリアーもスピード・ウォリアーも破壊され、残るはリバースカード一枚……!

「更に《ヴォルカニック・エッジ》を守備表示で召喚。効果で500ポイントのダメージを与える!」

遊矢LP1500→1000

 ライフ・ストリーム・ドラゴンに回復してもらったライフポイントが、一瞬にしてオブライエンとほぼ同じ領域に落とされた。しかも、俺のフィールドのモンスターを全て破壊する、というおまけ付きで。

「ターンエンド」

「俺のターン、ドロー!」

 フィールドとともに俺のライフをボロボロにする、これこそが【ヴォルカニック・バーン】デッキの心髄であり、オブライエンのデッキの強さなのだろう。

「カードをセット! 更に通常魔法《ブラスティック・ヴェイン》を発動し、今セットしたカ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ