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願いを叶える者(旧リリカルなのは 願いを叶えし者)
目覚めと悲劇と決心と
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も舌打ちをしながらも席を立ち、クロノについて行った

私も続いて行こうとしたところで

「あなたは少し残って貰えるかしら?」

意味が分からなかったが残ることにしよう

「分かりました」



「それじゃ聴きたいのだけど…あなたはどうして巻き込まれたのかしら?」

「加味我がデバイスを振り回しているのを見たから仲裁に入ったんです」

「……どうやって?」

「?…飛んで…ですが…」

「あなたは空が飛べるのかしら?」

「何を言っているんですか?魔力を持ってすれば飛ぶのなんて簡単じゃないですか」

「……魔力?貴方には魔力は感じられないのだけど……」

「………は?」

「彼の方は凄い魔力だったけど…確かSSは有ったわね…でも貴女からは感じられない
どういうことかしら?」

私の中で何かがつながった気がした

さっきまでの違和感

反応しなかったデバイス

デバイスの出所について私には聴かなかったこと

そして魔力が0の宣告………

特典が……消えた………?

「そんな……何で……?」

「取りあえず今日は家に帰ってもらって、後日、話しましょう?自分の中で整理を付けてきてね?」

「………………………はい………」

「…………………」

辛うじて返事はしたが、特典が消えた……これだけで絶望が襲う

魔力がなければ原作に関われない…空を飛ぶことも出来ない…学校に行けば暗示は解けるだろうし
………どうすれば……?


そんな思考を乱立させながら重い足取りで自宅へと歩いていった………








side蒼也

蒼也はユウジ運ばれ、今は自室で療養していた

「……………ふぅ………帰って来れたのかな……」

目を開けると何時もの見慣れた天井

「起きたか?飯食えるか?一応身体に不安は無いはずだが…」

扉の方にはユウジが立っていた

「ユウジ…」

「飯が食えるなら下に降りてこいよ?もう夜だぜ」

そう言うとユウジは下へ降りていった

僕もそれにつづいていった



リビング

「いただきます」

「……いただきます」

二人で食事をとる

しかし脳裏に浮かぶのは異空間で起きた悲惨な事態…

考えている間にいつの間にか食事の手が止まってしまっていた

「ユウジ…あのさ」

僕はポツリと口を開いた

「…何だ?」

少し間を開けてユウジは応答した

「その…強くなりたいんだ、今よりもっと…」

「……勘違いしているようだから言うが、あれはお前のせいではないぞ」

「……確かにそうかもしれない…でも、そうじゃないかもしれない…あの時、僕がもっと強
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