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学園黙示録 終末と武器商人
冴子の闇
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った。何度も」

「まぁ正当防衛ってやつですね。」

「その後、警察もきたが私はお咎めなしで警察官に家まで送ってもらった」

「内容的には正当防衛ですが、ほかにあったということですね」

「あぁ、私はその暴漢を殴っていたとき。とても楽しかった!剣道では味わえないほどの快感があった!私はその時楽しくて楽しくてたまらなかった!だから、この状況は私にとってとても楽しい状況なのだ!だが、あの子供を見て、自分が何をしているのが分かってしまって・・・・・怖くなった・・・・・・」

そういうと泣き出す冴子

「・・・・・・・・(ギュ)」

武蔵は無言で冴子を抱きしめた

「た、高茂君!?///」

突然のことで冴子も動揺している

「先輩、それがどうしたというのです。」

「それがって・・・・・・・君は思わないのか!?こんな気色悪い女など」

「いいえ、それはありませんよ。先輩。先輩が気色悪いなんてこれっぽちも思わないですね。第一俺は武器商人、戦場では色々な客を見ます。狂っている奴、怯えてる奴、勇敢にも戦う奴、金のために戦う、故郷の思い人を思いながら戦う奴。みんな様々だ。だが、先輩のは一時期的なものだ。先輩が狂おうとも俺はありのままの先輩を受け入れますよ。気色悪いとかそんなものはない。これだけは絶対に言えます」

囁くように言う武蔵

「・・・・・・・・・・・・私はいいのか?このままでも・・・・・・」

「えぇ、楽しいことは楽しい、それは人間の本能なんですから。俺だってその部類に入る人間です。だから、安心してくださいよ。先輩」

「う、うわぁぁぁぁ・・・・・・・・・」

冴子は堰が切れたように武蔵の胸の中で泣いた。子供が泣くように。それが数分続いた

「・・・・・・落ち着きましたか?先輩」

「・・・・・・あぁ・・・・・・ありがとう」

笑顔で言う冴子。どうやら吹っ切れたようだ

「それでこそ、先輩ですよ。」

そう言って抱きしめを離そうとすると

「あっ・・・・・ま、待って!」

「はい?」

「も、もう少し・・・・・このままでいいか?////」

顔を赤くしながら言う冴子

「・・・・・えぇ、もちろんですよ。」

武蔵は再び抱きしめる

「あっ後、今後は先輩とは呼ばなくていい。冴子、と呼んでくれ。敬語も無しでな」

「・・・・分かった。冴子。これでいいか?じゃあ、俺も武蔵と呼んでよ」

「うむ。武蔵////」

そう言って一夜を明かす二人だった

〜翌朝〜

「おお〜晴れてるね〜」

神社の外は快晴だった。

「外は快晴だな。早く、会長達に会わなくてはな。」

「だな〜。ん?」

ふと草むらに目を移すと・・・・・・

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