夢幻界の断片
蜃気楼の彼方
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許しください、ヴォーゼル殿)
パロ民衆を蹂躙の映像が銀河文明史上最低、最悪の虐殺者と重なった。
深層心理と潜在意識の闇に潜む禁忌、本能的激昂に直結の思考を詫びる。
(地球西洋文明の竜《ドラゴン》は魔獣、神に挑む敵だが実に迷惑だよ。
或る精神文明中興の祖、ブータン国王家は竜の食事を美しい思考と説く。
子供達は竜を感謝の念、幸福な感情、他者への善意が糧の精霊と認識している。
レムール星間帝国潰滅の後、秘密組織ルナ=クラブ後継者は精神の浄化に努めた。
記憶の神殿を創った彼等は夢クリスタル、幻影結晶体と親和性が高い。
私も逢ってみたいものだが、話を戻そう。
レムリア大陸の冒険譚、《悪竜の王》に関する情報を提供しよう。
東岸の爬虫類種族は《星の霊剣》が斃し、生き残った魔法使い達の野望も潰えた。
鍵を握る魔術師シャライシャ、西岸制覇の黒鷹族出身者は興味深いね。
ルーンの杖に仕える男の仮面は黄金と黒玉、豹の模様を連想させる。
脈動し脳髄を喰い荒らす《黒い宝石》、異世界の微生物と云う《魔の胞子》。
両者と第一帝国王子の額に輝く《グランヴァルスの血》、赤い宝石は無関係かな?
水晶の指輪が新大陸に瞬間移動を実施の後、水晶の機械は城塞を異次元空間に隠した。
古代機械で瞬間移動可能な君達の世界と親和性が高い、遠くない気がするよ)
硬質の《声》が響き、思考交換に割り込む。
(時が来た
転送先座標は惑星アスタシア地表、タジール魔法陣中心
第二銀河帝国首都の神官、巫女達を統べる猫神族の長に連絡完了)
不意に意識が薄れ、水晶の壁に吸い込まれる感覚。
一瞬の後、目覚めた。
眼の前には猫の顔と脚、鳥の翼、孔雀の羽、蜂の胴を兼備の異種族が佇む。
驚愕に意識が震え、記憶の扉を開く。
「あなた、待って」
鎚で壁を壊す男、柴竜一郎が腕を停めた。
妻は絵具を携え、鬼獄界と連動する壁の前に進む。
白鳥勇介、無双力、相撲部主将、梶工作、大山直次郎。
手天童子郎を護り、喪われた者達を描く。
赤子が喰い殺される直前に誕生、出現した護鬼の様に。
鬼獄界の創造主、暗黒邪神教本尊の前に勇者達が現れる。
柴京子の唇が震え、慰謝の言葉を紡ぐ。
白鳥美雪と無双力、5人の男が現実界に帰還を遂げた。
猫と鳥と蜂の要素を備える異種族 合成生物《キマイラ》の透明度が増す。
第二銀河帝国王女、最高指導者の映像が霞む。
セイヤ・アスタシア自我が憑依、形を為す。
特S級ヒューマノイド、精神周波数共通者セイヤ・リー。
大自然の精霊が棲む美少女、、安西雄介の《娘》が唇を開く。
(禍津神の信頼する見者、人
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