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クロスオーバー
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んのことは残念だったよね・・・」
「涼ちゃん、もう大丈夫ですから、日曜は絶対に僕も行きます」

嬉しそうに話す涼子とウミを見ながらパールは小声でいづみに言った。
「なんだか兄弟みたいよね、この二人は・・・それにしても最近ウミは踊りが上手くなるし、涼ちゃんは飲んでも悪酔いしなくなるし、拍子抜けよ、私は涼ちゃんの酔った姿が好きだったのよ」
「そういえば、最近の涼ちゃんは酔っても暴れなくなったな――今日もけっこう飲んでいるはずなのに・・・」
「そうよねえ、何か変よねえ、あの二人、本当に元に戻ったのかしら」とパールは呟いた。
「えっ、パールちゃん、今、何か言った?」
「いや、何でもないわ・・・」
「でもさ、パールちゃん、二人とも嬉しそうだからいいじゃない」
−終−

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