暁 〜小説投稿サイト〜
IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第06話
[7/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
に迷惑だけはかけたくないからさ、シャルルに楯無さんとは恋人じゃないって分かって貰いたいんだ」

「……じゃあ、さっき何でキ……キスしようとしてたの?」

やっぱりそれを突いてくるか……。これもでっちあげるか。

「あれは、楯無さんがベットから立った時にバランスを崩して、それを抱きとめて、その直後だったからあんな感じだったんだよ。実際はキスなんて出来なかったんだよ、顔が離れてたから。多分、シャルルのところからは遠近法の関係でそう見えたんじゃないのかな?」

「…………」

シャルルは俊吾をじっと見つめている。嘘か本当かを見極めてるのだろう。

「………………はぁ、俊吾が自分を卑下にするってことは本当に恋人じゃないんだね」

いや、その判断基準はおかしい。そして、何でため息?まぁ、だけど、分かってくれればそれでいいか。

「誤解が解けたみたいで良かった。そいや、シャルル。お前はご飯食べに行ったか?俺、まだだからまだだったら一緒に行こうぜ」

「僕もまだ食べてないから一緒に行こうかな」

多分、さっき俺たちを見てから直ぐに部屋に戻ったんだろう。何か、悪いことしたかな……。まぁ、悪いのは楯無さんだけどさ。

そいや、一夏がいないのはいつも通りの3人に連れて行かれたんだろうな……。多分、シャルルもそれにお呼ばれされたんだろうけど、空気読んで辞退。そして、俺のところに来たんだろうな。それなのに、あれと。少し悪いことしたかな……。

二人は部屋を出て食堂に向かった。

◇   ◆   ◇   ◆

「そういえば、さっきの話、食堂で話しても良かったんじゃないの?」

歩いている途中にシャルルがそんなことを言ってきた。

「あんまり聞かれていい話でもないだろ。食堂の誰かが又聞きして、それが噂になったら楯無さんに迷惑かかるだろ?だからだよ」

「何というか……俊吾は楯無さんが大事なの?」

……どういう質問なんだ、それは。何というか、シャルルという人間が良く分からなくなってきた……。

「まぁ、そりゃあ大事だろ。相談に乗って貰ってたわけだし」

「………………今わかったけど、俊吾って自分を卑下にしてでも他人を気にして助けるよね。何で?」

「何でって…………。まぁ、俺の周りは俺なんかよりもっと凄い人しかいないわけだし、他人を尊重するのが普通じゃないか?」

シャルルはそれを聞くと、少し怒ったようだった。

「僕はそんなことないと思うけどな。俊吾だって尊重される人間でしょ?」

「いやまぁ……ISを使える男って意味ではそうなんだろうけど、実際は一夏とシャルルの方が操縦技術は上だしなぁ」

「俊吾……それ本気で言ってる?」

「本気もなにも、事実模擬戦で勝てた試しないわけだし、そ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ