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IS 〜インフィニット・ストラトス〜 日常を奪い去られた少年
第06話
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…………あぁ、ありえないからこそ嫌なのか。俺の普通さ(悪く言ったら地味さ)で楯無さんの評判が下がったらそれこそ一大事だ。他人に迷惑はかけたくない。理由はそれだけか……我ながら単純だな、俺。

「取り敢えず、シャルルを探すか……」

俊吾は部屋を出て、一夏とシャルルの部屋に向かった。

「シャルルいるといいなぁ……よし」

俊吾はドアをノックする。

「は〜い」

部屋の中から声がする。一夏のこれではないからシャルルだろう。

「俊吾だけど、入っていいか?」

少し間があってから。ドアが開いた。

「……入って」

シャルルはそう言って俊吾を部屋に招いた。シャルルはベットに、俊吾は定位置になりつつある机の備え付けられている椅子に座った。

少し、間があってシャルルが口を開く。

「それで……どうしたの、俊吾」

シャルルの声はどこか沈んで聞こえた。

「ああ、話があって。……さっきの事なんだけど」

ビクッ!とシャルルが驚いていた。

何でこいつこんな驚いてんだ?さっき話するだけで、こんな驚くか?普通。まぁ、いいや。さっさと誤解を解いて飯を食いに行こう。

「さっき、部屋にいた女の人はこの学校の生徒会長の更識楯無さんなんだ」

「…………彼女さんの自慢するために来たの?」

ジトーとシャルルは俊吾を見る。

「いや、そうじゃなくて……。あの人……楯無さんは俺の彼女じゃなくてだな、相談に乗ってもらってたんだ」

「じゃあ、何で名前で呼んでるの?箒さんとか名前呼ぶのに時間かかって、未だに緊張してるのに、その生徒会長さんの時はそんな自然なの?…………僕の名前だって呼ぶのぎこちないし」

最後は何言ってるのか良く分からんが、何でって聞かれても良く分からないんだよな。まぁ、少しでっち上げて話すか。

「いやな、楯無さんは転校した初日に会って、それから親切にしてもらってるんだよ。だから、結構名前呼ぶ機会が多くて慣れたって感じだな」

「ふ〜ん……」

シャルルはどこかまだ信じきってないようだ。

う〜む、嘘がばれたかなぁ……。流石にそれはないか、多分。

「じゃあ、俊吾は僕が生徒会長さんを俊吾の彼女さんに間違って嬉しかった?」

……『じゃあ』の使い方おかしくないですかね。それに質問の意図が良く分からないし………。俺が楯無さんの彼氏って間違われて嬉しかったって事でいいのか?

シャルルはどこか不安そうな顔で、俊吾の返答を待っている。

「いやまぁ、あんな美人な人の恋人に間違えられるのは正直嬉しいよ?」

シャルルがどこかシュンとなった気がした。

「だけど、俺が嬉しくても楯無さんが迷惑だろ?俺みたいな平凡な奴と恋人に間違われたら。楯無さん
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