旧校舎のディアボロス
第05話
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てもいいんですよね!?」
「自分の下僕にならいいんじゃないかしら」
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーー!!!!!」
かなりうるさい・・・さっきから耳を塞ぎっぱなしだ。
「ふふ、面白いわ。この子」
「あらあら、部長がおっしゃった通りですね。『おバカな弟が出来たかも』と」
二人ともこんな弟は疲れるだけです。面白いのははたから見ているからだとおもいます。
「イッセーは私の下僕ということでいいわね?」
「はい!リアス先輩」
「私の事は『部長』と呼びなさい」
「『お姉さま』じゃだめですか?」
「それも素敵だけど、この部を中心に活動しているからやっぱり部長でお願いね」
どうやら『部長』という言葉を気に入っているようだ。さすが趣味でオカルト研究部をしているだけはある。
「はい、部長!俺に『悪魔』を教えてください!!」
そういいながらイッセーはグレモリー先輩に頭を下げる。しっかり90度だ。
「それで、サクヤはどうかしら?」
「確か色々と興味をそそるものはありますが。いや、ハーレムは別ですけど。悪魔になることはお断りさせてもらいます」
「それはなんでかしら?」
グレモリー先輩が聞いてくる。少し警戒されているか?
「ただ、人間でどこまでやれるか試してみたいだけです。後は人間のままで教授に追い付いてみたいからですね。
教授は俺にとって目標ですから」
確かに魔力が上がるのは魅力的だが俺は俺の方法で強くなりたい。別に悪魔になることを嫌悪しているわけではないが何か違う気がする。
「そう、無理強いするつもりもないし今は諦めるわ。もし悪魔になりたくなったらすぐに言って頂戴ね」
諦めると言っている割に内容が全く諦めていないように聞こえる。気のせいではないだろう。
「でも、オカルト研究部には所属してもらうわよ?」
「ええ、どうせ帰宅部ですし問題ありません」
さて、話もまとまったところで今度は俺たちが自己紹介をしよう。
「二年の望月朔夜。魔法使いです。よろしくお願いします」
「同じく二年!兵藤一誠です。悪魔始めます!!よろしくお願いします!!」
ふぅ、これからどうなることやら。まぁまずは
――――――――――ハーレム王に俺はなる!!
このバカを落ち着けるとしよう。
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