旧校舎のディアボロス
第05話
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が現れる。
「『源力の湧泉』。所有者の法力を吸い、ため込むことが出来る力があります」
「源力の湧泉・・・聞いたことないわね」
「発現例が少ないそうです」
どうして発現例が少ないのか聞いたことがないが、それだけレアなモノなのだろう。
「そう、法力を溜めるね。魔法使いにはピッタリじゃない」
「ええ、だから教授も俺を魔法使いになるよう勧めたのでしょう」
法力を溜め好きな時に出すことが出来る。さながら予備のバッテリーを持っているようなものだ。
「ん?法力ってなんだ?」
イッセーが聞いてくる。こいつはこっちの世界を全く知らないんだ分からなくても仕方ない。
「魔法を扱うための力だ。ゲームとかの魔力みたいなものだ」
詳しくいえば法力と魔力は違うんだが今はこれくらいの説明でも十分だろう。
「これはどのくらいため込むことが出来ますの?全く力を感じないのですが」
姫島先輩が聞いてくる。この神器は所有者にしかため込んだ魔力を感じることが出来ないのも特徴だ。
「上限は分からないですね。ただ、今感じるグレモリー先輩と姫島先輩の二人の魔力量を足しても届かないくらいは貯まっているかと」
「え!それは・・・すごいわね・・・」
先輩方の魔力量がどれほどすごいのか分からないが伊達に長年溜め続けていない。俺個人の法力量だと二人に敵わないがクリスタルに溜めている法力では大きく勝っている。
「俺からの説明は以上です。何か質問はありますか?」
「そうね。・・・あなた、私の眷属になってみる気はない?」
教授について聞いてくると思っていたためこの質問は予想外だ。
「眷属ということは悪魔になるってことですよね?」
「ええ、そうよ。悪魔になれば身体能力や魔力も上がるし寿命も延びる。それにやり方次第ではモテモテな人生を送れるかもしれないわよ?」
「なんですと!?」
俺とグレモリー先輩が話していたのに『モテモテ』と言う言葉にものすごい勢いで反応した。考えるより言葉が出た感じだ。
「悪魔は先の戦争で数を減らした。悪魔にも性別があって子供も生まれるけど出産率がかなり低いのよ。だから素質のある人間を下僕として引き込むことにしたの」
「やっぱり下僕じゃないですか」
イッセーが落ち込むがまだ話は終わっていないようだ。
「話はここからよ。悪魔は力ある転生者にチャンスを与える制度を作ったの。力を認められれば転生悪魔でも爵位を与えることの制度を」
その言葉を聞いてイッセーの目に再び光が入る。むしろさっきより強くなっている。
「な、なら俺でも爵位を得ることが出来るんですか!?」
「可能性はあるわ。相応の力と時間がかかるでしょうけど」
「うぉぉぉぉぉぉぉおおおおおーーーーー!!
なら、ハーレムを作ることも!エッチなことをし
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ