ノルン火山
拠点
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を開けその中にはいる。やはり彼女たちは怯えているようだ。なにせ、アウトローの巣窟でしばらく生活するのだから。オレは平気だが少し前まで一般人だったセリナや貴族だったエリザは怖いだろうな。
「で、ここはどこだ?」
八畳くらいのリビングの適当なソファに座り主だったメンバーを集める。そしてオレが左右にセリナとエリザがビクビク?しながら座り身を寄せてくる。
その光景を連中はニヤニヤと薄笑いを浮かべる。
「ダンナは幸せ者ですねぇ。」
「そんな事は今は良い。」
「そうですね、ここは南部王国王都の東部14qの所の森の中です。東部王国の国境からそんなに離れていません。」
「ふん……。馬はあるか?」
「王都へ行かれるので?」
「ああ。」
「わかりました、用意させます。」
次は今後の計画だがもう家には帰れないし持ち金も心許ない。ギルドに行けば口座から落とせるが面倒だ。
「お前ら、白光教会の動向がわかる奴はいるか?」
「やはり追ってましたか。連中はノルン火山に向かうとのことです。しかし、斥候からの連絡が途絶えて暫くになります。」
「わかった。」
これで東西南ときた。ここが終われば次は北か。
「ダンナ、部屋に案内しやす。簡単な夜食も用意しやす。」
「ありがとう。」
奴隷商に案内されて階段を下り地下の部屋に入った。まだ階段がしたに延びている。蟻の巣かここは。
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