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ゲルググSEED DESTINY
第二十七話 反撃開始
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を逸らす為に放ったのだろう。MAへと変形し、背部スタビレーターに装備しているビーム砲を放つ。だが、それすらも躱すウィンダム。とはいえバルトフェルドも躱すであろう事は予測していた。

「こいつで、どうだッ!」

72式改ビームライフル『イカヅチ』を放つムラサメ。これには流石にネオも対応しきれず頭部を貫かれる。普通ならセンサー類の殆どを失い、これ以上の戦闘は不可能と言えるだろう。しかしだ―――

『教えてやるよ―――俺はな、不可能を可能にする男なんだよォッ!!』

「何だとッ!?」

見えないであろう視界から放った反撃の一撃。それはコックピットに直撃こそしなかったものの、当てずっぽうだとは思えないほど正確な射撃だった。ムラサメの装甲の薄さが仇となり、墜落していく。姿勢制御を無理矢理しながら落下をなんとか押さえ込み、MS形態に戻る事でバランスを保った。

「なんてパイロットだ。油断してたら確実にこちらがやられてたな」

ある意味、乗っていたのが専用機ではなく通常のムラサメだったのも良かったのだろう。普段とは違う微妙な違和感のお陰で直撃せずに助かった部分もあるのだろうから。
相打ち、いや被害を見ればこちらの敗北と言ってもいいかもしれない。何せこちらは二機のムラサメを撃墜された上にバルトフェルドの乗っているムラサメもこれ以上の戦闘は難しい。それに対して相手のウィンダムは頭部こそ撃ち抜き、戦闘力は下がっただろうが、それでも戦闘自体は可能なのだ。とはいえ敵のウィンダムも撤退した。これ以上の戦闘は互いに無理なのだろう。

「戦場で『次』なんて言葉は余り使いたくないが―――次にあったときは討たせても貰うぞ」

そう言ってムラサメは撤退していった。







『これでぇッ!!』

アビスの一斉砲撃が狙いを定め、アークエンジェルにぶつかる。

「クッ、これ以上艦を狙わせるわけには行かない!二機とも私について来い。あのMSを倒すぞ!」

『『ハッ!』』

カガリはアークエンジェルが被弾している状況を見て、アビスを止める為に行動する。ストライクルージュを駆り、ビームライフルを撃ちながらこちらに気を引くようにする。

『ハッ、邪魔すんなよッ!』

アビスの注意がこちらに引かれ、目立っているストライクルージュを落とそうと三連装ビーム砲の二つで計六射の射線がルージュを襲う。放たれるビーム砲を避けきれず、一部の攻撃をシールドで受け止める。

「アアゥッ!?」

『カガリ様ッ!』

護衛についている二機のムラサメがミサイルを放ち攻撃する。

『ヘッ、そんなもん効くかよ!』

アビスはミサイルをステップで躱す。その瞬間を狙い、もう一機のムラサメがビームサーベルで切りかかる。

『落ちろッ!
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