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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第39話 一番見たくない顔
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」
目を閉じ腕を組んだままのリュウキだ。
「はぁ? ………なんですって」
あからさまな、挑発はお互い様だったが、ロザリアの方は今度は不快感を催したようだ。まさか、返される等とは夢にも思ってなかった。その容姿と話かたから、言い返してくる様な男には見えなかったのだ。
「ふむ、成る程な。……安い奴は安い挑発にも乗る……か。自分を棚に上げる事になっても。ここまでマニュアル通りだと痛快、と言うヤツだな」
リュウキはロザリアの方を見ている訳ではない。目を閉じたまま尚も続けていた。
「ッ……。へぇ アンタ……良い度胸じゃない……」
ロザリアは……まるで戦闘の時のように、武器を構わすかのような表情だった。圏内での戦闘はデュエルしか効果はなさない。だが、先ほどのキリトにもあったノックバックにある様に、デュエル以外でも戦闘方法はある。
ロザリアはこの挑発でかなり好戦的だった。そして、リュウキも 来るつもりなのであれば、……そう言う感じで 両目を閉じていた。
ロザリアの目には、目を瞑っているリュウキの姿は一見すれば隙だらけに見えていた。そう、見えていたのだ。
「……それくらいにしておけよ」
一触即発、とも言える状況、それを制したのは キリトだ。 リュウキを抑える様にそう言った。この場にはシリカもいるし、何より街中だからだ。目立つのがあまり好きではないのはリュウキだけじゃないのだ。
「まぁ、そうだな。……オレも安くなるところだったな」
リュウキは頷くとキリトに従った。最後に挑発を忘れていない所を見ると、リュウキも結構苛ついている様だ。
「チッ……精々死なない様にね」
嫌悪感が漂いそうな口調でそう言うと、ロザリアはそのまま街の奥へと消えていった。
そして、宿屋一階のレストランに3人は入る。
この風見鶏亭は一階がレストランになっているのだ。チェックインを済ませ、カウンター上のメニューをクリックしてそしてテーブルに着いた。そして、向かいのキリトとリュウキに不快な思いをさせてしまったことを詫び様とした時だ。
キリトは、軽く笑っていた。
「それに、何だかんだでオレも挑発したしな……」
リュウキは、苦笑いをしていた。そんな姿を見て シリカは表情が緩む。どうやら、リュウキの行動は、自分もムカついたから、とか、苛ついていたから、ではなく、シリカの為にしていたのだろうと思える。キリト自身も、笑いながらそう言っていたが。
リュウキ本人は決して認めていなかった。不快だったから、と続けたが、キリトは信じられない。
そんな 姿を見てしまえば場が更に笑いに包まれる。キリトとシリカは、リュウキを見て更に笑っていた。
そして、シリカとキ
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