旧校舎のディアボロス
第04話
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
えはないだろう。
「ほら、早くしなさい」
グレモリー先輩も急かす。覚悟を決める時間を与えてあげてください。
急かされて覚悟を決めたのか、はたまたやけになったのかポーズを決める。
「ドラゴン波!」
やった。やり遂げた。ここに松田や元浜が居たのなら大爆笑をしているだろう。
だが俺はこの空気でやり遂げたイッセーをほめてやりたい。
「さあ、目を開けて。この空間なら神器も容易に発現するはずだから」
するとイッセーの左腕が光出す。光が収まるとそこには宝玉のついた赤い籠手があった。
「なんじゃこりゃーーーー!!」
突如イッセーが叫ぶ。いきなり籠手が出現したらそりゃ驚くだろうがもう少し静かにしてもらいたい。隣に居た俺は耳が痛い。
「一度出現させたら後は所有者の意志で発動できるはずよ」
その助言を受けたイッセーは籠手を消したり出したりを繰り返す。
ちゃんと制御できているようだ。
グレモリー先輩が説明を再開する。
「あなたの神器を危険視され、堕天使―――天野夕麻に殺されたの」
「殺されたって。俺は今こうして生きてますよ?」
「私があなたを生き返らせたのよ。このチラシ覚えているかしら?」
そこには『あなたの願いかなえます』と言う文字と魔法陣が書かれたチラシがあった。
「このチラシは私たち悪魔を召喚するためのモノ。あなたは刺された時に強く願ったのでしょうね。それに応じて私は召喚された。
召喚された私はあなたを生き返らせた。私の眷属の悪魔として」
そういうとオカルト研究部の部員の背中からコウモリの羽のようなものが現れる。そして少し遅れてイッセーの背中にも同じものが現れた。
「改めて紹介するわ。祐斗」
「はい。僕は木場祐斗。二人と同じ二年生で悪魔です。よろしく」
「・・・一年生・・・搭城小猫です。よろしくお願いします。・・・悪魔です」
「三年生、姫島朱乃ですわ。今後ともよろしくお願いします。これでも悪魔ですわ。うふふ」
「そして彼らの主でもあり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は侯爵。よろしくね」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ